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“挑発行為”アルゼンチンGKに追放危機「代表出場まで10年」「レンタル地獄」を経て頂点到達もあっけなさ過ぎる転落劇

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.25 19:08 最終更新日:2022.12.25 19:34

“挑発行為”アルゼンチンGKに追放危機「代表出場まで10年」「レンタル地獄」を経て頂点到達もあっけなさ過ぎる転落劇

“下品なポーズ”を決めるマルティネス(写真・JMPA)

 

 幕を閉じて1週間が経った「FIFAワールドカップ カタール2022」。決勝戦は連覇を目指すフランスと、長年、サッカー界のスターに君臨し続けた35歳のリオネル・メッシ率いるアルゼンチンが対戦し、PK戦の末、アルゼンチンが優勝を果たした。

 

 最後の最後にPK戦で分かれた、両国の運命。その勝負の立役者となったのが、アルゼンチン代表GKのエミリアーノ・マルティネス(30)だったが、いま猛批判を浴びている。

 

 

 PK戦でフランスの2人めのシュートをとめたマルティネスは、決勝後の表彰式で大会最優秀GKに贈られる「ゴールデングローブ賞」を受賞した。しかし、受け取ったトロフィーを股間に突き立てる“下品なポーズ”を披露し、物議を醸した。

 

 それだけでなく、母国凱旋後の優勝パレードでも、フランス代表FWのキリアン・エムバペの顔写真を貼りつけた「赤ちゃん人形」を抱える様子を見せるなど、“挑発行為”を続けた。

 

 問題はサッカー界だけでなく、フランスのスポーツ大臣が行為を非難するなど、国際問題寸前にまで発展している。

 

 さらに、スペインメディアなどは、マルティネスが所属する英国・イングランドプレミアリーグ「アストン・ヴィラ」のウナイ・エメリ監督が「放出を熱望している」として、マルティネスが“追放危機”にあると報じている。理由は「彼の気質」によるところが多いという。

 

 世界の頂点に経ってからわずか1週間にもかかわらず、一転して転落に向かってマルティネスは突き進んでいるようだ。

 

「2011年にアルゼンチン代表に“初招集”されましたが、“初出場”は10年後の2021年6月という苦労人だったんです。4年前のロシアW杯では、メンバー入りできず、スタンドから観戦していたほどでした。

 

 クラブ経歴も、20歳でイングランドの強豪・アーセナルと契約を結び、欧州に渡りましたが、メンバー入りをなかなか勝ち取れず、下部リーグチームなどへのレンタル移籍を繰り返し、8年で6チームを渡り歩く“レンタル地獄”を経験したんです」(サッカー担当記者)

 

 2019年に、ようやく本来の所属先のアーセナルに復帰するが、立ち位置は控えGKだった。しかし、レギュラーの怪我などでめぐってきたチャンスを生かすと、2020年9月に現在、所属しているアストン・ヴィラに移籍し、レギュラーに定着した。

 

 これまでの苦労が吹っ飛ぶほどの喜びだったのかもしれないが、相手を侮辱するというはしゃぎ方は、罰が当たって当然かもしれない。

( SmartFLASH )

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