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宇野昌磨がフィギュア全日本優勝 ミス&転倒後に見せた驚異の「リカバリー」に集まる賞賛

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.26 18:14 最終更新日:2022.12.26 18:17

宇野昌磨がフィギュア全日本優勝 ミス&転倒後に見せた驚異の「リカバリー」に集まる賞賛

男子フリーで圧倒的な演技を見せた宇野昌磨(写真・時事通信)

 

 12月25日、大阪で開催されていた「全日本フィギュアスケート選手権」の男子フリーがおこなわれ、宇野昌磨(25)が圧巻の演技を披露。2位の島田高志郎(21)に39.17点差をつけ、3年ぶり5度めの全日本優勝を飾った。2023年3月に開催される「世界選手権」(さいたまスーパーアリーナ)への出場も決定した。

 

 今季序盤は、靴の調整不足などから思うような結果が出せずに悩んだ試合もあったが、10月に開催された「ジャパンオープン」での優勝を皮切りに、GPシリーズは絶好調。10月の「スケートカナダ」、11月の「NHK杯」、12月の「GPファイナル」すべてで優勝。とくにGPファイナルでは、フリーで自己ベストの204.47点を叩き出し、合計は300点超えと、王者の風格さえ感じる勝利となった。

 

 

 全日本選手権は、ショートプログラム首位からスタート。フリーでは、4種類5本の4回転ジャンプを組み込んだ、高難度の演技構成で挑んだ。冒頭の4回転ループはクリーンに着氷したが、2本めの4回転サルコウが2回転になり、続く4回転フリップはまさかの転倒。

 

 だが、ここからの巻き返しがすごすぎた。得点が1.1倍になる演技後半に、単独の予定だった4回転トゥループに2回転トゥループをつけたコンビネーションに切り替え、着氷。最後のジャンプとなるトリプルアクセルに、2本のダブルアクセルを加えたコンビネーションに変更してクリーンに降りると、「うぉ~!」と歓声がリンクに響き、怒涛のリカバリーに会場も湧いた。リカバリーの影響でタイムオーバーとなり、減点されたが、演技終了後は氷上で満足そうな笑顔を見せた。

 

 これには、SNSでも称賛の声が溢れた。

 

《昌磨くんめちゃとぶじゃん!!!!体力化け物!!!!!あとリカバリーが冷静ですごい》

 

《昌磨くんの怒涛のジャンプリカバリーに 「凄いもん見た…」 って感じで、度肝を抜かれておる… つくづく『勝負師』だよね…》

 

《タイムオーバーがなんぼのもんじゃいと言わんばかりのリカバリーでさすがに笑ってしまったが、いやあ貫禄。圧巻》

 

 なかには、

 

《ブラボー昌磨くん 前半珍しくサルコウ抜けてフリップも転倒あったけど、そういう時こそ後半でリカバリーしてくると確信していたよー!!!》

 

《昌磨くん冒頭のサルコウ、フリップ失敗しても後半で鬼のリカバリーやってくれるだろうという謎の安心感がある》

 

 という、最初から宇野の強いメンタルを信じ、リカバリーを確信する声も。

 

「試合後の会見では『いつか僕にあこがれたり、僕を目標にする選手が増えるようにがんばります』と話していました。羽生結弦選手がプロに転向し、『自分がフィギュア界を引っ張っていく』という強い気持ちが生まれたように見えました。世界選手権が楽しみです」(フィギュア担当記者)

 

 会見では、自身も世界選手権に向けて「もっともっとレベルアップできるんだぞというところを、数カ月でやっていければ」と語った。2位には同じくステファン・ランビエールコーチ(37)に師事する島田が入り、リンクサイドでランビエールを胴上げし、喜びを爆発させた宇野。世界フィギュア選手権で2連覇に挑む。

( SmartFLASH )

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