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「ヌートバー」トレンド入り! 日系人メジャーリーガーWBC代表選出報道も「日本代表になじめるか?」寄せられる心配

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.01.04 19:30 最終更新日:2023.01.04 19:30

「ヌートバー」トレンド入り! 日系人メジャーリーガーWBC代表選出報道も「日本代表になじめるか?」寄せられる心配

日本代表選出が報じられたラーズ・ヌートバー(写真・USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 

《ヌートバートレンド入りしてるじゃん》

 

《とりあえずヌートバーくんにはとっておきの応援歌プレゼントしような》

 

《新たにヌートバーが楽しみになってきたな!》

 

 

 年明け早々の1月4日から、Twitter上ではこんな声が聞かれた。

 

 一時トレンド入りもした「ヌートバー」という言葉を種明かしすると、それは米国メジャーリーグのセントルイス・カージナルスに所属する、ラーズ・ヌートバー外野手(25)のことだ。

 

「4日に、一部メディアや米国人の野球情報アカウントが、ヌートバーがWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表に選出されたと報じたのです。それで一気に、日本でも彼の名前が拡散されました。

 

 ヌートバーは米国出身ですが、母親が日本人のため、日本代表選手としての出場条件を満たしています。2022年はメジャーで14本塁打を放っており、そのパワーある打撃や強肩を誇る守備力を、代表でも発揮するだろうと期待されています」(野球担当記者)

 

 3月に開催予定のWBC。各スポーツ紙が、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希(21)や横浜DeNAベイスターズの牧秀悟(24)といった選手の代表“内定”を報じるなど、徐々にメンバーの顔ぶれは明らかになってきている。

 

 それに加えて、ロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平(28)は、2022年11月に、すでに自ら出場表明をしている。

 

「2022年シーズン中から、今回のWBCに向けての野球ファンの期待感は、非常に大きいように感じます。11月から12月にかけて開かれたサッカーワールドカップで、日本代表がベスト16に進出して、その盛り上がりがWBCへの期待に拍車をかけた感もありますが、最大の要素は大谷の出場でしょう」(前出・野球担当記者)

 

 2017年に開かれた前回のWBC当時、大谷は北海道日本ハムファイターズに所属していたが、前年に痛めた怪我の影響で、出場を辞退していた。

 

 それがこの5年間、メジャーリーグで“二刀流選手”として大きな成長を遂げた。史上初の投手と野手のダブル規定到達という偉業を達成して凱旋するとあれば、大きな注目を集めるのは当然だ。

 

 その盛り上がりは、インターネットを中心に広がっている、とネットニュース編集者は話す。

 

「もともと、TwitterといったSNSやインターネットと、野球関連の話題は相性がよかったんです。しかし、それだけでなく、2021年に大谷選手が繰り広げた本塁打王争いから、一般のユーザーも大谷選手の話題に興味を持つようになったと感じています。

 

 実際にトップインフルエンサーから聞いた話ですが、『大谷選手が打った、打たないという話題に触れるだけでも、いつもに比べて閲覧数が多いんです』とのことです。

 

 そういった人気もあって、今回のWBC日本代表には、プロ野球ファン以外からも大きな期待が寄せられているのかもしれません。毎日、予想スタメンなどの議論が活発にかわされていますよ」

 

 一方で、心配な面もある。国と国の威信をかけた戦いとあって、プレーする選手たちにのしかかる重圧についてだ。

 

「すでにヌートバー選手の経歴を見て『日本代表に馴染めるのか?』といったツイートも散見されます。

 

 実際に、過去の国際大会では、相手に打たれた投手に対する“脅迫行為”なども問題になったことがありました。ヌートバー選手についても、試合でのミスなどをきっかけに“誹謗中傷”などが起きなければいいのですが……」(前出・ネットニュース編集者)

 

 誰もが願う、14年ぶり3度めの野球世界一の称号。しかし、ガチすぎる思いを“人を傷つける言葉”にしてはいけない。

( SmartFLASH )

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