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「高校サッカー」3回戦以降は半分がPK戦の“多すぎ問題”「日本代表より上手」「技術以外の要素もある」白熱する議論

スポーツ 投稿日:2023.01.05 19:43FLASH編集部

「高校サッカー」3回戦以降は半分がPK戦の“多すぎ問題”「日本代表より上手」「技術以外の要素もある」白熱する議論

日体大柏(千葉)の5人めのシュートを止めた東山GKの佐藤瑞起(写真・森田直樹/アフロスポーツ)

 

 1月4日の「第101回全国高校サッカー選手権大会」準々決勝で、国立競技場で開催される準決勝に進出する4校が決定した。

 

 勝ち残ったのは岡山学芸館(岡山)、大津(熊本)、神村学園(鹿児島)、東山(京都)で、1月7日の準決勝に臨む。いずれの高校が優勝しても、選手権初優勝となる。

 

「卒業後にドイツ1部クラブへの入団が内定しているFWの福田師王(しおう)を擁する神村学園は、2回戦、3回戦に続き、前回王者の青森山田(青森)と対戦した準々決勝でも、相手に先制されながら逆転で勝ちをおさめました。それ以外にも好勝負が続いている印象の大会になっています。

 

 

 年が明けてからの3回戦以降におこなわれたのは12試合ですが、そのうち半分の6試合が前半40分、後半40分の計80分では決着がつかず、PK戦にもつれて勝敗が決まっているんです」(サッカー担当記者)

 

 前回の第100回と前々回の第99回は、ともに3回戦と準々決勝でPK戦にもつれたのは、2試合だけ。さらに、3回戦以降は、正月休みと重なって視聴者も多くなるからか、余計にPK戦が多いという印象を与えたのかもしれない。中継を見ていた視聴者からはこんな声が聞かれた。

 

《高校サッカーPK多いね GK緊張しそう》

 

《今回、高校サッカーPK多い気がする。トップの実力差がなくなってきてる?》

 

《高校サッカーとかもう親御さんの気持ちを思ってしまって涙なしでは観れない…PK多すぎやろ》

 

 PK戦といえば、2022年11月からおこなわれた「FIFAワールドカップ カタール2022」でも、決勝トーナメントに入ってから、5試合で実施されたことが話題になった。決勝のアルゼンチン対フランスも、延長120分の末にPK戦となり、アルゼンチンの優勝が決まったほどだ。

 

 ベスト16で散った日本代表もクロアチアにPK戦で敗れたのだが、「高校サッカー」を見た視聴者からは、PK戦に関する議論が噴出している。

 

《PKで大津が勝ったね! 日本代表選手よりもこの子達の方がPK上手い気がする》

 

《日本代表にこのPK戦を見てほしい 高校生の方が圧倒的に上手かった プレッシャーの違いもあるだろうが、これは決して偶然ではなく選手権での同点を想定して高校生の方が“PKを練習しているから”だろう》

 

 こういったように、日本代表と比較して「PK戦での心得を学ぶべし」という指摘まで飛び出している。

 

 もちろん、そんな意見を否定する声も続々と聞かれている。

 

《高校サッカーのpK戦も上手いなって選手はいるけど、それみて代表より上手いなって思っちゃう人は正直単純思考だなと思ってしまう》

 

《日本代表が彼らより技術が劣るということはありえないので、まああれだ、やはりPKというのは技術以外の要素がかなりあるのだよ》

 

 いずれにせよ、議論を白熱させるほど日本代表のPK敗退は悔しかったということだろう。

 

 負けたほうには強い悔いが残るPK戦。「高校サッカー」の決勝は、そんな決着にならないことを祈るばかりだ。

( SmartFLASH )

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