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【アンケート】長野五輪から25年「もっとも感動した冬季五輪金メダル」羽生結弦5位、高木美帆2位に大差をつけた1位は？

スポーツ　投稿日：2023.02.12 17:38FLASH編集部

五輪メダル最多ホルダー女子の高木美帆は2位にランクイン（写真・JMPA）

　いまから25年前の1998年。日本は長野五輪に沸いていた。金メダル5個、銀1個、銅4個――合計10個のメダルは当時、冬季五輪における日本勢の最多記録だった。いまも当時の感動を憶えている人は多いだろう。

　そこで本誌は、冬季五輪に関するアンケート調査を実施した。日本が、冬季五輪でこれまで獲得した金メダルは17個。そのなかから「もっとも感動した金メダル」を、全国の30代以上の男女500人にひとつ選んでもらった。

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　まずは「感動の金メダル」トップ5から。

　5位は、2018年・平昌大会でのフィギュアスケート男子シングルで優勝した羽生結弦。45票を集めた。選ばれた理由は

「怪我を乗り越えての五輪で、66年ぶりの連覇。スピン、ステップが華麗でかつジャンプに力みがなく、圧巻でした」（70代女性・愛知県）
「連覇の期待というプレッシャーに打ち克ったのが文句なしにすごい」（50代男性・兵庫県）

　羽生の2014年・ソチ大会の金メダルにも24票があり、合計すると69票で2位に相当する。投票のうち67％は女性だった。

　4位は49票で、2006年・トリノ大会でのフィギュアスケート女子シングルの荒川静香。

「加点されないにもかかわらずイナバウアーという技を取り入れた。ただただ美しかった」（30代女性・兵庫県）
「日本人に金メダルは無理だと思っていた種目。感動しました」（30代女性・東京都）

　やはり「イナバウアーが忘れられない」という意見が多かった。

　3位は52票で、1972年・札幌大会のスキージャンプ70M級、笠谷幸生。

「とにかく感動、感動でした。必死に応援していたことを思い出します」（70代男性・奈良県）
「初めて見た冬季オリンピック。そこで1・2・3位を独占したのだから。あれを上回る快挙はその後もないと思う」（60代男性・鳥取県）

　このときは、銀・金野昭次、銅・青地清二と、日本勢が表彰台を独占し、「日の丸飛行隊」と呼ばれた。冬季五輪における日本初の金メダルだった。当然ながら、投票のほとんどが60代と70代だった。

　2位は56票。2022年・北京大会のスピードスケート女子1000m、高木美帆。

「五輪でたくさんメダルは取っていたが、ようやく取れた個人の金メダル。ほっとした」（50代男性・沖縄県）
「中学生のころからずっと活躍している選手だが、このときは引退を覚悟して力を出し切った印象がある」（40代女性・愛知県）

　高木は2018年・平昌では団体追い抜きで金を獲得。五輪メダル7個は、夏・冬通じて女子選手の最多記録となっている。

　そして1位は、1998年・長野大会のスキージャンプラージヒル団体で143票。全体の3割近くを集める圧勝だった。メンバーは、岡部孝信、斉藤浩哉、原田雅彦、船木和喜。

「原田さんが『ふ～な～き～』って祈っている姿が印象的」（40代女性・群馬県）
「雪が降る中、逆転での金メダル。みんなで抱き合う姿が感動的でした」（50代男性・滋賀県）
「原田さんはその前の五輪の失敗ジャンプで金を逃していたので、すごいプレッシャーだったと思う。あの大ジャンプでリベンジできてよかった」（40代男性・東京都）

　自国開催に加え、まるでドラマのような劇的な逆転勝利――文句なしの1位だろう。

　6位以下は、次のとおり。

6位　30票　2022年・北京　スノーボード男子ハーフパイプ　平野歩夢

7位　24票　2014年・ソチ　フィギュアスケート男子シングル　羽生結弦

8位　23票　2018年・平昌　スピードスケート女子500m　小平奈緒

9位　16票　1998年・長野　スキージャンプラージヒル個人　船木和喜

10位　13票　2018年・平昌　スピードスケート女子団体追い抜き　高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那、菊池彩花

11位　12票　1998年・長野　スピードスケート男子500m　清水宏保

12位　11票　1992年・アルベールビル　スキーノルディック複合団体　三ヶ田礼一、萩原健司、河野孝典

13位　10票　2018年・平昌　スピードスケート女子マススタート　高木菜那

14位　6票　1994年・リレハンメル　スキーノルディック複合団体　阿部雅司、河野孝典、萩原健司

14位　6票　1998年・長野　フリースタイルスキー女子モーグル　里谷多英