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【引退】武藤敬司の娘、歌手・霧愛が明かすレスラーたちとの交友&父が1度だけ復活させた「ムーンサルトプレス」

スポーツ 投稿日:2023.02.21 13:06FLASH編集部

【引退】武藤敬司の娘、歌手・霧愛が明かすレスラーたちとの交友&父が1度だけ復活させた「ムーンサルトプレス」

武藤敬司の娘・霧愛(写真・福田ヨシツグ)

 

 2月21日、東京ドームでの興行をもって引退するプロレス界のレジェンド、武藤敬司(60)。天才の名をほしいままにした「武藤敬司」と、全米マットでも大暴れしたペイントレスラー「グレート・ムタ」の顔を使い分けて活躍した武藤は、海外でも多くのレスラーにリスペクトされる存在だ。

 

 そんな武藤の愛娘が、長女の愛莉(22)。小学生のころからタレント活動を開始し、現在はシンガー・ソングライター霧愛(Muuuua)として、ライブなどをこなす日々だ。

 

 

 2月14日に発売された本誌2月28日号では、幼少期からの父・武藤敬司との秘話を語ってもらったが、そこに入りきらなかったエピソードを紹介したい。

 

 幼稚園児のころ、武藤は新日本プロレスから全日本プロレスへ移籍。エースでありながら、社長も兼任していた。自宅と道場が近かったこともあって、幼稚園には多忙な武藤と母の代わりに、全日本所属のレスラーたちがたまに迎えに来てくれたという。

 

「迎えに来てくださったり、道場で寝かしつけていただいたり(笑)。それこそ、いまノアにいる征矢学さんだったり、新日本のBUSHIさん、SANADAさんとか。あとはKAIさん、浜(亮太)ちゃんとか。みなさんには本当にお世話になりました。

 

 好きな選手ですか? ずっと好きなのは太陽ケア選手ですね。あと、もう亡くなってしまったんですけど、WWEにも上がっていたジャマール選手(2009年に心臓発作で死去)。すごく仲よくしてもらっていたんですけど、再会できないままになってしまったのが心残りです」

 

 父の試合でもっとも思い出深いのは、2018年3月14日に『WRESTLE-1』後楽園ホール大会で「さよならムーンサルトプレス」と銘打っておこなわれた試合だという。デビューしてから長年、ムーンサルトプレスを得意技のひとつとしてきた武藤だったが、両膝に人工関節を入れる手術を受けることが決まっていたため、これでムーンサルトプレスは封印という試合だった。

 

「試合前の煽りVTRって、それまでの軌跡とかが流れるじゃないですか。でも、だいたいの映像って、私が生まれる前の映像が多いんですよ。だけど『さよならムーンサルト』に関しては、この目で見ていた試合が多かったし、そのときムーンサルトを食らった選手が、河野真幸選手だったんですよ。河野さんは、全プロレスラーの中でいちばん抱っこしてもらっていて、いちばん仲のいい選手だったんで、それもあって印象に残ってますね」

 

「さよならムーンサルトプレス」で、ムーンサルトプレスを封印したはずの武藤だったが、じつはそのあと、2021年6月6日の興行で、1度だけムーンサルトプレスを敢行している。

 

「人工関節にするときの条件で、主治医の先生から『ムーンサルトは絶対やらないように、お願いしますね』っていわれてたのに、飛んだんですよ。だから、主治医の先生に会うのを怖がってました。『ヤベエ、怒られる……』って言って(笑)。そんな父の苦労する姿をずっと見てきたので、引退したら、ゆっくり体を休めてほしいなと思いますね」

( SmartFLASH )

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