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WBC日本代表・ヌートバーの応援歌にファンから集まる不満「お母さんのためにもちゃんと作って!」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.01 22:15 最終更新日:2023.03.01 22:20
3月9日の開幕戦が間近に迫った、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。今回、日本代表としては初の国外選手として招聘され、話題を呼んでいるのが米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)だ。
父が米国人で、母が日本人の日系アメリカ人2世。「榎田達治(えのきだ・たつじ)」という日本名を持つ。野球が大好きな母親のもとで育ったヌートバーは、自身の母国で、日の丸を背負って戦えることについて「待ちきれないよ。東京ドームは揺れ、ファンも大盛り上がりだろう。夢がかなうね」とコメントし、非常に楽しみにしている様子だ。もちろん、彼の母親も同様で、海外の番組のインタビューでは「日本の選手は、誰もが応援歌があるの。うちの子にも作ってくれるんじゃないかしら」と語っていた。
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こうしたこともあり、ファンの間では、ヌートバーのオリジナル応援歌が生まれることを期待する声が高まっていた。YouTubeやTwitter上では、自作のヌートバー応援歌を披露する者もいたほどだ。
しかし、どうやら彼の応援歌は、2004年に日本野球機構(NPB)のオフィシャルソングとして発表され、野球場でも定番曲となっている『Dream Park~野球場へゆこう~』に決まってしまった模様。この決定にファンからは、
《お母さんの言葉聞いたら、応援歌ちゃんと作って決めて欲しかったと切実に思う》
《応援歌はヌートバーに申し訳ない結果になってしまった、、、あれでどう盛り上げて応援しろ言うのか、、、》
《なんとか今から作ってくれないですかね 色々権利の関係でたいへんなのかな》
などと、落胆の声があがっている。応援歌の決定に納得がいかないファンの中には、Twitter上で「#ヌートバー応援歌の変更を望みます」「#ヌートバーの個人応援歌を」とのタグつきで、
《本人が楽しみにしている日本の応援歌でヌートバーを歓迎したい!
選択肢としては
(1)新曲の作成
(2)過去の選手の応援歌の流用
の2つがあります!
WBC開幕まであと9日!
まだ間に合うので、応援団の皆さまお願いします!!》
と、デモを呼びかける者まで現れた。今回のヌートバーの応援歌問題に対して、野球ライターの村瀬秀信氏が語る。
「結局、WBCの応援団は、12球団の応援団の有志たちで結成されているので、ヌートバーの応援歌をつくるといっても、誰が音頭を取るのかって話なんですよ。『応援歌をどうするか?』となったときに、折衷案ではないですが『NPBのオフィシャルソングで』ということになったんだと思います。やっぱり日本代表そのものの応援団をつくらない限り、まとまらないんじゃないでしょうか」
いまからでもオリジナルの応援歌をつくるべきというファンの声も多いが……。
「それこそ、元千葉ロッテの応援団長で、その後、楽天イーグルスの応援プロデューサーをつとめたジントシオさんのような、いまはどこにも属さない応援プロデューサーが陣頭指揮を取ってくれたりすれば、いちばんいいと思うのですが、そうもいかないので、現状ではこれが着地点なのかなと。
個人的には、ヌートバー本人にリクエストしてもらうのが、いちばん早いと思うんですけどね。たとえば、ヌートバー自身が『バースの応援歌にしてほしい』とか言うのであれば、それでいいわけですから(笑)」
開幕まで残りわずか。ヌートバーの応援歌に逆転劇はあるのか?
( SmartFLASH )