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【街頭調査】「WBCってなに?」「大谷翔平って何流?」視聴率40%超えも10~20代女子の半数は「興味なし」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.16 18:20 最終更新日:2023.03.16 18:29
“史上最強”の呼び声通り、1次リーグB組を4戦全勝で1位通過し、3月16日19時から準々決勝のイタリア戦に臨むワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」。
国民の関心度の高さを表すように、過去4戦の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、すべて40%を超えている。さらに2022年の最高視聴率だったサッカーW杯のコスタリカ戦、42.9%と比べても、中国戦以外はすべて野球の“勝ち”だ。
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若者の“野球離れ”が叫ばれるなか、WBCは、野球人気復活の起爆剤となるのだろうか。そこでイタリア戦を前に、表参道で道ゆく女子にWBCへの関心について街頭調査を実施した。
2023年の3月に高校を卒業したばかりという女性に話を振ると、
「なんですか? WBCって……」
と、いきなりズッコける答えが返ってきた。聞けばテレビ自体を観ないそうで、WBCについては熟考の末に「野球ですか?」と答えるに留まった。
続いて、20歳の女子大生は、「WBCについては知ってるけど、観てません。興味がないです!」と、潔いほどキッパリ。さすがに大谷翔平は知っているというので、「大谷翔平といえば〇〇流?」と振ると、「え、ぜんぜんわかんない。何流ですか?」との回答だ。
それ以降も、「観てない。あまり興味がない」「情報は知ってるけど、忙しいから観ていない」と“冷めた声”が続いた。
そんななか、次に話を聞いた女性大生の貴愛さん(20歳)は、
「彼氏が野球好きだから、一緒に観ました。ペッパーグラインダーのポーズ? わかりますよ(笑)」と、ポーズまで正しく実践してくれた。
さらに、
「4試合、全部観ました。大谷くんを見るためです!」(愛さん・18歳)
「野球一家で育ったので、もちろん観てます! 絶対優勝!」(萌さん・21歳)
という女性などもいて、20人近くへの調査で、観ている女性と観ていない女性は、ほぼ半々という結果になった。
「視聴率40%越えはたしかにすごい数字ですが、そもそも、いまの若い人たちはテレビを見ないので、若者がどこまでWBCに関心があるか、という指標にはなりづらいですよね。また、ライバルと目された韓国はあの体たらくで、日本は圧倒的な4戦4勝。『日本が強すぎてつまらない』という声も出てきています」(野球ライター)
実際、ネット上には
《WBC日本強すぎてつまらないです》
《実力差があり過ぎて。日本が強いというより他が弱すぎてシラける》
《WBC、ワンサイドが連続すぎて流石につまらない》
《無理やり世界大会にした感じで戦力差あり過ぎ》
といった声が散見される。
「お笑いコンビのニューヨークの嶋佐和也さんが、WBCについて『早く負けて』と発言したとして炎上していますが、野球に興味のない若者の代弁という面もあります。プロ野球が盛り上がらない限り、WBCは一過性のお祭り騒ぎで終わりそうです」(同前)
ここからは、一次予選を勝ち抜いたチームとのトーナメント戦。負けられない戦いに、さらなる盛り上がりを期待したいところだけれど……。
( SmartFLASH )