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初優勝した琴奨菊を支えた「語学ペラペラ」才女の嫁

スポーツ 投稿日:2016.01.28 06:00FLASH編集部

初優勝した琴奨菊を支えた「語学ペラペラ」才女の嫁

初場所で初優勝した大関・琴奨菊(31)。10年ぶりとなる、日本出身力士の優勝に国技館は湧いた。

 

「これまでは好不調の波が激しすぎて、安定した成績が残せなかった。今場所も、とくに『ここがいい』というところは見当たらず、我々の間でも好調に首を傾げる者は多い。

 

ただ、決定的に違うのが精神面の安定にある。場所後、自身の誕生日(1月30日)に祐未さん(29)との結婚式が控えている」(担当記者)

 

角界には“クンロク大関”なる不名誉な言葉がある。横綱に次ぐ地位にいながら下位に負け、9勝6敗の成績しか挙げられない大関のことだ。先場所までの琴奨菊の勝ち星は、ひと場所あたり約8勝だから、クンロク以下。そんな琴奨菊を奮起させたのが祐未さん。先の担当記者が続ける。

 

「祐未さんとの婚約を発表した2015年2月以降、いい成績を残したかといえばそうではない。だが、大胸筋断裂のときに支え、もう一度戦う気力を甦らせてくれた。

 

彼女はフードマイスターの資格を取得して、食事面のサポートばかりでなく、マッサージも担当するなど心身両面のケアに努めた。

 

ようやく将来のおかみさんを得たと、琴奨菊も心身ともに充実して相撲に取り組めているということだ。それに加え、結婚式前の場所で満足のいく成績を残して、華を添えたいとの思いが強い」

 

では、将来の伴侶はいかなる人物か。祐未さんは父親の仕事の関係でスウェーデンに居住したこともあり、スウェーデン語や英語、ロシア語、フランス語に加え、手話もできる才女。

 

学習院大学を卒業後、アパレル関係の会社に勤務。琴奨菊とは、2013年の夏に知人の紹介でつき合いはじめ、2015年末には会社を退職して夫のサポートに専念している。

 

「付け人や部屋関係者にも気配りができる。相撲に関しては進言しないが、食事面では『ファストフードはダメ』など、琴奨菊に対して自分の意見をきちんと言える女性」(相撲ライター)

 

彼女にプロポーズしたのは、2014年10月のこと。見かけによらずロマンチストの琴奨菊は、自身の生い立ちから結婚までを物語にした絵本を作り、その中に指輪をしのばせてプロポーズ。

 

故郷の福岡・柳川市の名物どじょうに自らを喩え、相撲が強い三男坊(自身)が、ライバルの力士らと切磋琢磨しながら出世し、素晴らしい女性を見つけて結婚する物語となっている。

 

「猪みたいに突っ込んでいく人間なので、気持ちが伝われば」と、得意のがぶり寄り。祐未さんは「涙でよく覚えていないんですが、そんなに私のことを考えてくれていたんだ」と受け入れた。

 

ようやく日本人力士が主役となった初場所。その裏にはスーパーな女性との愛の物語があった。

(週刊FLASH 2016年2月9日号)

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