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大谷翔平、投打で新ルール違反「また歴史をつくった」…凶悪な魔球 “スイーパー” に驚きの声も

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.06 15:56 最終更新日:2023.04.06 16:04

大谷翔平、投打で新ルール違反「また歴史をつくった」…凶悪な魔球 “スイーパー” に驚きの声も

ピッチクロック違反について話し合う大谷(写真:AP/アフロ)

 

「大谷がまたMLBの歴史を打ち立てた(Shohei Ohtani makes more MLB history)」

 

 こうタイトルを打ったのは、米メディア「スポーティングニュース」。4月6日(日本時間、以下同)、エンゼルス大谷翔平が、投手と打者の両方で「ピッチクロック」違反を取られたことを紹介している。

 

 この日のマリナーズ戦で、大谷は今季2試合めの先発登板。まずは1回裏、連続四球からタイムリーヒットを許し、なお無死走者1・2塁の場面だった。4番打者への1球めを投げる前に「ピッチクロック」違反を取られ、1ボールのペナルティを与えられた。

 

 

 そして6回の第3打席。無死走者1塁のチャンスの場面で、今度は打者として「ピッチクロック」違反を宣告され、1ストライクを取られた。

 

「ピッチクロック」は、2023年シーズンから導入された新ルール。

 

 投手はボールを受け取ってから、走者なしで15秒以内、走者がいるときは20秒以内に投球動作に入らないと違反となる。打者はクロックが残り8秒までに打席で構えなければ違反を取られる。大谷はこの試合で始めて「ピッチクロック」違反を取られ、MLB初の「投手と打者の両方でピッチクロック違反を取られた選手」になった。

 

「MLBでは、2022年からナショナル・リーグでもDH制を導入し、投手が打席に入る機会は、ほぼなくなりました。そのため、二刀流の大谷以外は、投手と打者の両方で『ピッチクロック』違反を取られる可能性はきわめて低い。あるとすれば、点差が開いた試合で野手が投げるときくらいのものです」(スポーツライター)

 

 SNSには、アメリカの野球ファンたちの

 

《彼にできないことはないね》

 

《あと10年は一人だけの記録だろう》

 

《ベースボールの歴史が生まれた。あなたの孫に話してやるといい》

 

 など、賞賛の声が多数ある。

 

 記録にばかり目が行きがちだが、この試合でも「投手・大谷」は実力を見せつけた。6回111球で1失点、今季初勝利をあげた。「ピッチングニンジャ」として知られるロブ・フリードマン氏は、6日、Twitterにこの日の大谷の投球動画を投稿。

 

《大谷翔平、凶悪な85マイル(137キロ)のスイーパー。19インチ(48センチ)の水平移動》

 

 と、その威力を絶賛した。「スイーパー」とはMLBで流行中の変化球。スライダーの一種とされるが、スライダーより横への変化が大きく、沈まない球種だ。このツイートが投稿されると、

 

《こんなの初めて見た。横の動き幅の新記録じゃないの?》

 

《これは一日中見ていられる…クレイジーだ…》

 

《フリスビーを投げてるみたいだ》

 

 など、驚く声が多数寄せられている。

 

 WBC決勝で、同僚のマイク・トラウトから三振を奪ったのも「スイーパー」だった。この魔球を武器に、今シーズンも記録づくめとなるのか――。

( SmartFLASH )

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