スポーツ
ついに単独最下位の巨人「このまま負け続けてくれ」ファンの異様な祈りも…迫る原辰徳監督解任のXデー
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.15 09:00 最終更新日:2023.04.15 09:00
1770日ぶりの “屈辱” だ。4月14日におこなわれた巨人対中日戦。巨人は先発のビーディが炎上し4失点。救援陣も打たれ続け、結果は9対2の惨敗だった。これにより、巨人は5年ぶりとなる単独最下位になった。
「投手陣も野手陣も問題を抱えています。勝てるエースは戸郷翔征投手だけで、怪我人が続出。赤星優志や山崎伊織などで若返りを図る予定がパッとしません。
ただ、防御率はそれほど悪くありません。一番の問題は打てない野手陣ですよ。坂本勇人と丸佳浩も不調ですし、年齢のことを考えれば、復調もあまり期待できない。ポジティブな要素がオコエ瑠偉と岡本和真だけでは、そりゃ点は取れませんよ。FAで38歳の長野久義や39歳の松田宣浩を獲得するなど、チームの新陳代謝を考えず、ベテランを重用してきたツケがまわってきました」(スポーツ紙記者)
【関連記事:なぜ巨人原監督は辞任しないのか…球界初の「コミッショナーになりたい」飽くなき野望】
この悲惨な成績に対し、巨人ファンによる異様な “祈り” がネット上にあふれている。
《もう、こうなったら原が退陣するまで負け続けてくれ》
《どうせなら残り全試合負けろ!》
《今年最下位でいいから監督とか上層部全部クビになれ》
「長年のファン心理として、あまりに明るい材料がないので、徹底的に負け続けてチームに変革が訪れることを望むということでしょう。巨人軍は常に優勝することを定められたチーム。今季の体たらくに対して、ファンの失望はそれほど深いということです」(スポーツライター)
“変革” とは、もちろん原監督の解任だ。
「原監督は、全権監督ですからね。選手はもちろんコーチ陣の人事まですべて握っている。松田宣浩をプロ一軍で初めてセカンドに起用するなど、不可解な采配が多すぎます。さらに、選手の人事権を持っているわけですから、選手層の若返りに失敗しているのも原監督の責任です。自分と意見が対立する桑田真澄コーチを “降格” させるなど、独裁化が止まらず、周囲は原監督の暴走を止めることができない状態です」(同)
原監督は現在、3年契約の2年め。シーズン途中で解任するとなれば、遺恨を残すことになりそうだ。
「そもそも2018年に高橋由伸前監督の後任として、フロントが頭を下げることで始まったのが、第3次原政権です。しかも2021年に3年契約を結んだ際も、原監督は乗り気ではなく、球団側がなんとか説得して続けてもらったというのが真相。
なので、強引な方法で監督を変更することは難しい。腹を割って話し合い、原監督に自ら休養を申し出てもらう方向で決着をつけるしかないでしょう。将来的に、コミッショナーになるという野望を抱える原監督ですから、納得してもらうためには退任後に “相応の席” を準備する必要もあります。順当にいけば、阿部慎之助が監督代行を務めることになるでしょう」(同)
バトンタッチのタイミングはいつになるのだろうか。
「優勝の目が消えるタイミングか、交流戦の結果を受けてか、タイミングは非常に難しいですね。ただ、来年のことを見据えるなら、早ければ早いほどいいのは間違いない」(同)
少し勝って、たくさん負ける。結果はBクラスでチームが何も変わらない。確かにそんな結末を迎えるよりは……。
( SmartFLASH )