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ロッテ-オリックス戦で「ゴミ袋投げ込み」騒動「出禁上等」プロ野球応援団、過去の壮絶バトル

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.18 16:05 最終更新日:2023.04.18 16:05

ロッテ-オリックス戦で「ゴミ袋投げ込み」騒動「出禁上等」プロ野球応援団、過去の壮絶バトル

4月16日、2勝めをあげ、スタンドのファンに手を振るオリックス・宮城大弥(写真・共同通信)

 

 4月16日のロッテオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で、オリックスファンの陣取るビジター外野席にゴミ袋を投げつけられ、それが女性の頭に直撃する、という事件があった。正確なところは不明だが、試合に敗れたロッテのファンが投げつけたと指摘する声が多く、「ロッテファン」がトレンド入りするという事件があった。

 

 被害に遭った女性のツイートによれば、オリックス・宮城大弥投手のヒーローインタビューの出来事で、ゴミ袋を投げ付けたのは中年男性だった模様。このことに、ロッテファンから

 

 

《本当にやめてほしい! ファン失格!》

 

《一部のファン。じゃないのよ 被害者からすればロッテファン全てが嫌いになる行為 ゴミ投げつけるって事をされたらマリンなんか行けなくなるわ》

 

 など、男性の愚行を叱責する声が多く挙がった。

 

 ライバルチームのファンが陣取る席にゴミ袋を投げつけるなど、断じて許されてはならない行為だ。しかし、1980年代後半から2000年代前半ごろまでは、敵チーム同士の応援団が、いまでは考えられない壮絶バトルを繰り広げていた時代があった。

 

 本誌は2019年5月、プロ野球応援団のメンバーによる座談会をおこなった。そこには、すでに出禁となった巨人応援団OBも出席していた。彼によれば、相手応援団との“抗争”は日常茶飯事だったという。

 

「もう普通に殴り合ってましたからね。相手の応援団と揉めても絶対、引かなかったし、そのころ問題を起こしたり、目立っていた連中は、みんな出禁にされてるよ。阪神の応援団はとくにヤバかったけど(笑)、中日、広島もヤンチャだったし、横浜も暴走族上がりが多くてイケイケだった。横浜の応援団をやめてロッテに移った奴が、横浜の応援団に見つかってボコボコにされてたこともあった。

 

 うちらがハマスタの外で横浜のファンと鉢合わせたときは、あまりにしつこく挑発してくるもんだから、ロケット花火を撃ち込んだら、交差点で車を止めるほどの大乱闘になった(笑)」

 

 殴り合いは普通。“推し変”した元応援団への制裁、あげくには相手応援団へのロケット花火の撃ち込み……。メチャクチャにもほどがあるが、そんな時代があったのだ。

 

 その後は、応援団に対する日本野球機構(NPB)のチェックが厳しくなり、NPBの事務所に各応援団の代表が呼ばれ、団員のデータを提出させられるようになったという。いまや「私設」応援団とはいっても、実質、球団が公認した応援団しか応援活動ができない状態だ。

 

 過去のヤンチャを考えると、いまのプロ野球の応援文化はかなり健全になったとはいえそうだが、そこを比較しても仕方のない話。贔屓のチームを応援している気持ちはみな、一緒なのだから、お互いに気持ちよく観戦したいものだ。

( SmartFLASH )

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