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ダルビッシュ有「一番の後悔は最後の登板で10失点」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.05 06:00 最終更新日:2017.08.05 06:00
「ファンのみんなありがとう」
「2012年からの5年半、本当に感謝しています」
2017年8月3日、ダルビッシュ有がテキサス・レンジャースからロサンゼルス・ドジャースへ移籍するのにともない、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」に全面広告を掲載した。
大きく白で印字された感謝の言葉とともに、ブルーの背景に笑顔のダルビッシュが浮かび上がる。
広告には英文で、「日本からやってきて、レンジャースの優しいファンやチームメイト、スタッフ、関係者たちの支えがなければ、新しい環境に適応することは不可能だった。一番の後悔は、最後の登板で10失点したことです」と書かれている。
さらに、「『ダルビッシュは三振にしか興味がない』とよく言われていたけれど、私の一番の優先事項はいつもファンとチーム、チームメイト、スタッフたちのことでした」と続けた。
メッセージの最後には、「感謝の気持ちでいっぱいです、本当にありがとう! どうかお元気で!」と締めくくっている。
今回はシーズン途中での移籍だった。ダルビッシュは7月31日の会見で、「トレードと言われれば、行くしかない。プロとして結果を出すしかない。今は新しいチームに溶け込めるように、としか考えてない」と発言している。
成績好調で、優勝争いに関わる可能性の高いドジャースからのトレード指名について、
「一番勝っているチームからオファーがきたことは光栄です」と答えたが、シーズンをレンジャースでまっとうできなかったためか、ダルビッシュは唇を噛み締め、複雑そうな表情を見せた。
2012年、日本ハムからFA宣言して、レンジャースに移ったダルビッシュ。慣れない異国の地で、一から環境に順応するのは大変だっただろう。2014年には怪我に悩まされたが、2017年5月にはメジャー50勝を達成している。
8月2日、ダルビッシュの妻・聖子が夫の新しいユニホーム姿をツイッター上にアップ。「気持ち新たに頑張りましょう。どんなユニフォームを着てもパパはパパです」と励ましの言葉を書き込んでいる。
思い入れのある球団を離れることになったダルビッシュ。今まで応援してくれたレンジャースファンのためにも、ドジャースでの活躍が期待される。