東京五輪で日本柔道男子は、史上最多の5つの金メダルを獲得した。その “最強軍団” を監督として率いた、井上康生に醜聞だ。
4月26日、『文春オンライン』に掲載された記事によると、井上は2022年10月、30代の人妻・A子さんとホテルで密会。2017年にジムで出会ってから、徐々に仲を深めたという。同誌の取材に対し、井上氏はホテルの同じ部屋で過ごしたことは認めたものの、男女の関係は否定している。
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「まさに柔道界の“星”だったのに、残念です。井上さんの、指導者としてのスタートは屈辱的なものでした。2012年のロンドン五輪では、重量級を担当するコーチでしたが、期待された金メダルはゼロでした。そこで井上さんは、柔道代表の改革に乗り出しました。科学的な手法で量より質を重視し、『正しく組んで、一本を目指す柔道』よりも、世界で戦うために、相手に反則を促すような戦法すら選ぶ『JUDO』を意識しました。長い伝統にこり固まった柔道界に、風を吹き込んだわけです」(スポーツ紙記者)
さらに、選手からの人望も厚かったという。
「井上氏がなによりも大切にしたのは、選手との対話でした。 東京五輪の日本代表を発表する際、『ここまで努力してきた選手のことを思うと……』と、選考漏れした選手を思い、涙を流しましたが、それほど選手に寄り添い、指導してきたということです」(同前)
まさに、指導者の鑑。当然、この先の日本のスポーツ界を背負うことを期待されていた。
「東京五輪直後は、まずは全柔連会長に就任してもらい、やがて国際柔道連盟会長と、ステップアップする予定でした。本人が目指せば、JOC会長やスポーツ庁長官も確実だともささやかれていました。しかし、今回の一件で台なしになってしまいました。
選手からの信頼は厚いので、柔道界では地位を得られるかもしれません。しかし、妻はタレントの東原亜希で、4児の父。2016年には『イクメンオブザイヤー』に選ばれるなど、清廉潔白なイメージが強かった反動で、イメージダウンははかりしれません。少なくとも、JOC会長への道は断たれたでしょう」(同前)
選手だけでなく、妻に寄り添うことはできなかったのか……。
( SmartFLASH )