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佐々木朗希を大事に育てるロッテに中畑清氏が「過保護すぎ」球数制限にも反対で「いまの時代には合わん」集まる批判
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.05.22 20:52 最終更新日:2023.05.22 22:52
5月22日、プロ野球「マイナビオールスターゲーム2023」のファン投票の中間発表が開始された。パ・リーグの先発投手部門で1位をマークしたのが、先のWBCでも日本の優勝に貢献した、千葉ロッテの佐々木朗希投手(21)だ。
プロ2年めの昨季は、プロ通算14試合めの登板にして初の完封(完投)試合となった対オリックス戦で、史上最年少での完全試合を達成したほか、9勝をマークする活躍を見せた佐々木。2023年3月4日、中日を相手におこなわれたWBC日本代表の壮行試合では、日ハム時代の大谷翔平の記録と並ぶ、日本人最速タイの165km/hを投げるなど、日本記録を次々と積み上げている。
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今季も、シーズン初登板から先発3連勝を飾るなど、絶好調だったものの、5月5日の対ソフトバンク戦で右中指にマメができて、5回無安打無失点で降板。佐々木が、過去にもマメに泣かされてきた経験を踏まえ、吉井理人監督は次回登板の時期を検討していた。5日の試合以降はブルペン投球も回避していた佐々木だったが、5月19日、2週間ぶりにブルペン入り。次回の復帰登板は、5月28日の対ソフトバンク戦が予定されている。
そんななか、5月21日に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、佐々木の育成方法に異を唱えたのが、中畑清氏だ。
この日の放送には、中畑氏と元メジャーリーガーの岡島秀樹氏、野球好きで知られるますだおかだ・岡田圭右が出演。1時間にわたって野球特集となった。放送のなかで、阿川佐和子から「佐々木投手は大事に、大事に育てられていて。無理をしないというやり方をどう思いますか」と振られた中畑氏は「過保護すぎないかなっていうのがあるね」と発言。
佐々木を悩ますマメについては「できるタイプとできないタイプがいる」としたうえで、中畑氏は現役時代の「ON」を例に出した。王貞治氏はマメだらけだったが、長嶋茂雄氏はどれだけ振り込んでもマメができない人だったと説明。
「でもそれを、投げて投げて投げ込んで、血マメがなくなって、タコみたいなのができる。そうなると絶対、故障したり、血マメになったりしないの。そこまでの準備が、本当にできているのかなという不満がある」と語り、佐々木がどこまで投げ込みをしてマウンドに上がっているのかに、疑問を呈した。
さらに、岡田圭右から最近の球数制限について聞かれた中畑氏は「僕は大反対のほう」と断言。「先発ピッチャーだったら、スタートしたら完投・完封。そういうふうな育て方をしていかないと、本当のエース格の選手は出てこない。投げきれる投手が少なくなった」と持論を展開した。
「岡島氏からは、佐々木を『日本でのエースじゃなくて、世界に行ってほしいということがあったと思うので。日本で終わらせたくないっていうことはあるんじゃないですかね』との意見がありました。中畑氏とは対照的に、ロッテの方針に理解を示した形です。
SNSでも、中畑氏の発言には批判の声があがっているようです」(野球担当記者)
実際、SNSではこんな声が見られた。
《岡島秀樹が言う分にはともかく、投手出身ではない中畑が投手の育成についてガタガタ言うな マメの話については、手のひらや指の付け根に出来る打者と、指先に出来る投手を一緒にするな》
《身体壊したら意味は無い 昔の育成法は今の時代には会わんやろ 結局活躍してる選手はきちんと考えて練習してる人達やしな》
番組中で、ビートたけしが「メジャーに行くだろうね」と語ったように、将来的なメジャー挑戦が濃厚な佐々木朗希。日本球界の至宝であることは間違いないだけに、中畑氏のコメントは一部で反感を買ってしまったようだ。
( SmartFLASH )