5月30日(日本時間、以下同)、米メディア『スポーツ・イラストレイテッド』が「大谷翔平、奪三振アーティストにランクイン ショーヘイは奪三振マシンだ」(編集部訳)と題する記事を掲載した。記事では、大谷はア・リーグのサイ・ヤング賞候補だとして、とくに奪三振率の高さに注目している。
大谷は今季11試合に先発登板し、5勝1敗。防御率は2.91でリーグ9位。奪三振90、奪三振率(9イニングあたり奪三振数)12.46は、ともにリーグ1位となっている。5月28日のマーリンズ戦では、勝敗はつかなかったものの、6イニングで1失点、10奪三振と、「投手・大谷」は絶好調だ。
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しかし、打席ではこのところ苦戦が続いている。
「5月30日のホワイトソックス戦は、4打数ノーヒットで2三振。前日28日のマーリンズ戦では4打数1安打で3三振。大谷が1試合で3つの三振を喫するのは、今季初めてのことです。
5月19日に本塁打を含む2本のヒットを放ったのを最後に、ここ10試合で複数安打なし。10試合では37打数5安打で、打率は.135。その5安打のうち2本は本塁打ですが、調子を崩していることは明らか。その間に打率も.292から.263まで落ちてしまいました。とくに10試合で15三振と、三振の数が急増していることは気がかりです」(スポーツライター)
大谷は、ここまで53試合に出場。欠場はわずかに2試合で、11試合の先発登板をこなしている。いくらタフな大谷とはいえ、疲れが出るのも当然だろう。
エンゼルス公式のTwitterには、大谷を心配する声が並んでいる。
《大谷は深刻なスランプだな。怪我でなければいいが》(編集部訳、以下同)
《大谷やコーチがスランプの原因を早く突き止めて、再びMVPレースに戻ってくることを願う》
《ショーヘイは休むべきだよ》
今季初の完封負けを喫した5月29日の試合後、エンゼルスのフィル・ネビン監督は、「(大谷もトラウトも)心配はしていない。今は2人とも、たまたまベストな状態ではないだけ。この状態を抜け出してくれるだろう」と語り、大谷の休養については考えていないとしている。
「エンゼルスはここまで29勝26敗。ア・リーグ西地区の3位で、首位レンジャーズとは6ゲーム差。プレーオフ出場にはここが正念場です。とくに2022年は5月末から悪夢の14連敗を記録しているだけに、ここでズルズル後退するわけにいかない。そのために大谷の存在は欠かせないわけです」(前出・スポーツライター)
5月30日の試合では、第1打席で152km/hの直球が大谷の右ふくらはぎを直撃、「アアアーーーッ!!」と大声を上げ悶絶する場面も。これが今季初のデッドボールだったが、本当に大丈夫なのか。
( SmartFLASH )