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大谷翔平25号HRでついに52本ペース!「50本超え」はメジャーで過去10年に3人だけ
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.06.24 14:45 最終更新日:2023.06.24 14:45
MLBエンゼルスの大谷翔平が、6月24日(日本時間)のロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席で今季25号のホームランを放った。これで、日本時代の48本を合わせ、日米通算200本塁打を達成した。
大谷は6月に入って本塁打10本め。4月7本、5月8本から、一気に量産体制に入っている。エンゼルスは77試合を終えたところで、このペースでいくと、162試合で52本を超えるペースとなっている。
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「シーズン46本塁打を放った2021年と同じようなペースになってきました。2021年の大谷は、4月8本、5月7本、そして6月に13本と一気に爆発しています。2021年の25号は6月27日でした。
2021年は、7月が9本塁打と好調を維持したものの、8月は5本、9月と10月でわずか4本と失速。最終的にア・リーグの本塁打王は、48本のペレス(ロイヤルズ)とゲレロJr.(ブルージェイズ)にさらわれてしまいました。
後半戦になって、厳しく攻められることや、勝負を避けられることが増え、さらに、チームはプレーオフ進出が絶望的というなか、モチベーションを保つ難しさもあったようです。もちろん、二刀流ということで、体力面での影響も大きかったと思われます」(スポーツライター)
エンゼルスはここまで41勝36敗。ア・リーグ西地区3位で首位レンジャーズとは7ゲーム差。ワイルドカードでのプレーオフ進出も十分狙える位置につけている。トレードの噂は絶えないものの、2年前とはモチベーションもかなり違うはずだ。
ア・リーグの本塁打王争いは、大谷が25本でトップを独走中。2位が2022年に62本塁打のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)で19本。次いで18本のデバース(レッドソックス)、ロベルト(ホワイトソックス)となっている。
「メジャーで最初にシーズン50本以上の本塁打を打ったのが、1920年のベーブ・ルーズ。それ以降、2022年までに31人がのべ47回達成しています。
ただ、2014年以降で達成したのは3人だけ。ジャッジが2017年(52本)と2022年(62本)の2回。そして、2017年のジャンカルロ・スタントン(59本)と2019年のピート・アロンゾ(53本)です。
50本超えは、1990年代から2000年代にかけてマーク・マグワイヤやサミー・ソーサ、バリー・ボンズなど、多くの選手が記録しています。1990年から2010年までに25回。つまり47回のうち半分以上がこの時代に集中しており、その背景にはドーピングの影響が強くあるというのが、通説となっています」(スポーツライター)
そう考えると、50本塁打の重みがさらに増してくる。
アメリカでは「ユニコーン」、つまり現実離れした存在という愛称が定着している大谷。50本超えで、本当のユニコーンになる――。
( SmartFLASH )