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大谷翔平、エ軍が画策「チーム低迷なら7月電撃放出→再獲得」の“激セコ”皮算用 カギは「関羽」なみの忠義

スポーツ 投稿日:2023.07.05 06:00FLASH編集部

大谷翔平、エ軍が画策「チーム低迷なら7月電撃放出→再獲得」の“激セコ”皮算用 カギは「関羽」なみの忠義

恒例となった本塁打時の兜パフォーマンス。腕を振るのは、その動きに見立てて「スレッジハンマー」としてチームで定着している(写真・時事通信)

 

 どの時代も、人気者は「武勇」と「忠義」を両立する。海を渡ったサムライもまた――。

 

 全162試合の折り返し、6月28日(以下、すべて日本時間)の81試合めで、エンゼルス大谷翔平(28)は第28号本塁打を放った。

 

 7月3日の試合で本塁打は31本まで伸ばし、打点とともに2部門でトップ争いを繰り広げ、打率も急上昇中。史上初どころではない「三冠王」と「サイ・ヤング賞」同時受賞も射程圏内だ。

 

 

 この絶好調に導かれ、エンゼルスにも“波”が来ている。

 

「ア・リーグ西地区で2位争い中。現状なら地区優勝以外のリーグ勝率上位3チームのワイルドカードで、ポストシーズン(PS)進出を狙えます」(スポーツ紙記者)

 

 9年ぶりのPS進出を狙うエンゼルス。チーム状況が悪ければ、今オフにFAとなる大谷が8月2日の期限までに、優勝争いを続ける他球団へトレードされる可能性があった。

 

「まだ、電撃放出を気にかけておくべきでしょう。7月にはドジャース、ヤンキースの強豪や、同地区で2位争いをするアストロズとの連戦があるんです。

 

 昨季は14連敗から、一気に低迷しましたが、今季のエンゼルスもまったく気が抜けません。エンゼルスのGMは『トレードはない』と話してきましたが、前言を撤回して大物選手を期限ギリギリでトレードに出したGMを、何人も見てきました」(同前)

 

 ただ、日米を沸かせる英雄を、エンゼルスが手放したいはずがない。現地記者は「ある噂が出ています」と話す。

 

「電撃トレードで、大谷1人と若手有望株5、6人を交換しつつ、オフにFAで大谷に戻ってきてもらう策をエンゼルスは画策しているんです。電撃放出で、一時は地元ファンから猛批判を受けるでしょうが、大谷の再獲得となれば『やったぞ』とドヤ顔もできる。一石二鳥どころじゃない」

 

 そんなセコい方法が許されるのか……。だが、MLB評論家の福島良一氏はこう話す。

 

「過去に同様の例があったんです。2016年に“169km/h投手”で知られるヤンキースのチャップマンが、シーズン中にカブスにトレードされました。

 

 すると、カブスで世界一獲得に貢献した後に、チャップマンはオフにFAでヤンキースに戻ったんです。米国では『FAは選手の権利』という意識が強く、批判も起きていません」

 

 FA市場で、契約金が9年総額750億円超でも争奪戦になると見られている大谷。それでも“出戻り”を信じるエンゼルスの皮算用とは――。

 

「大谷の“仲間思い”ですね。開幕前には『このチームで優勝したい』と決意を口にしていましたし、開幕後に大差リードの試合で、翌日の登板に備えて監督から途中交代を促されても『勝ったときに一緒にいたい。みんなと握手したい』と固辞したこともありました。そういった、彼の人情の篤さに期待しているんです。

 

 一方、大谷としても、メジャーの主流に反して中5日で先発登板を認めてくれ、投球サインも自分から出せるエンゼルスの居心地のよさをわかっているはずです。トレード先の“普通の球団”で1、2カ月過ごしたら、そのよさにあらためて気づかされるかもしれません」(前出・現地記者)

 

 人々に尊敬され、神格化されている『三国志』の関羽は、義を重んじ、自身を重用した曹操から離れて本来の主君・劉備のもとに戻った。

 

 大谷はまたひとつ、神に近づいてしまうのか。

( 週刊FLASH 2023年7月18日号 )

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