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大谷翔平、登板日はハイになって大笑い…ドラフト同期が明かした「マウンドの裏側」

スポーツ 投稿日:2023.07.27 06:00FLASH編集部

大谷翔平、登板日はハイになって大笑い…ドラフト同期が明かした「マウンドの裏側」

日本ハム時代の大谷

 

 年間60本ペースで本塁打を量産し、MVPも確実視される大谷翔平(29)。いまや、国民的英雄の大谷のプロ生活は、2012年のドラフトで日ハムに指名されたことに始まる。

 

 同期は計7人いたが、1位の大谷と3位で指名された鍵谷陽平(32・現巨人)を除き、あとの5人はすでにユニホームを脱いでいる。第2の人生をスタートした彼らに、間近で見た大谷の意外な横顔を明かしてもらった。

 

 

 現在、建築関係の会社に勤める森本龍弥さんは、2位指名だったこともあり、入団前から大谷を意識していたという。

 

「打撃練習の最初の一球を見た瞬間、『もう勝てんわ』と。プロ生活は7年ありましたが、あんな打球音は、後にも先にも翔平だけでしたから」

 

 広島でカフェ&バー「BIG BASE」を営む宇佐美塁大さんは、ドラフト4位で入団。

 

「パワーがすさまじかった。ティー打撃でネットに当たるボールは、普通パスッパスッという音をたてる程度なんですが、彼の場合はネット全体が揺れる感じなんです。

 

 当時からサプリメントに興味を持っていて、出かけるときはいつもリュックに入っていましたね。サプリメントやトレーニングに関しては、こちらが尋ねると教えてくれるんですが、野球についてはまったく教えてくれなかった。

 

『これ、どうするほうがいいん?』とか聞いても、すごく適当に答える。技術的なことは絶対に話さなかった。なぜなんでしょうね(笑)」

 

 エスコンフィールドでキッチンカーを営業する合同会社「カキシード」代表の新垣勇人さんは、投手として5位入団。

 

「高校生で160キロを投げ、とんでもないバケモノなんで、最初は来てほしくなかった(笑)。でも、会ってみると無茶苦茶いいコで。新人合同自主トレで、僕が最初にキャッチボールの相手をしたんです。どんなボールを投げるのかなと思っていたら、軽く投げてもボールが落ちてこない。力の伝え方がうまい印象でした」

 

 5人の中で、唯一球界に籍を置くのが6位入団で、阪神の打撃投手を務める屋宜照悟さん。彼も大谷とのキャッチボールで驚かされた一人だ。

 

「大谷の投げたボールがワンバウンドすると思って、グラブを下に構えたらグ~ンと伸びてノーバンで来たんです。それに、遠投はみんな足を使って投げるんですが、大谷はノーステップでゆっくりしたモーションで投げる。それでも優に届くんです」

 

 サラリーマンに転身した河野秀数さんは7位指名、横投げの中継ぎとして活躍した。

 

「本当に24時間野球のために生活していましたね。同じ投手から見て、アイツはちょっと珍しいタイプでした。僕も含めて、多くの投手は登板前日や当日は邪念を払うというか、神経を集中させるためにも、一人で静かにしたいもの。

 

 でも、翔平は逆。先発当日なんか、ちょっとおかしくなるというか、ハイになって、やたらと自分からほかの選手に話しかけて大笑いしたりするんです。ふだんはおとなしいのに、先発になると自分から声をかけまくる(笑)。やはり、打者よりも投手のほうが楽しそうな印象を受けました」

 

 圧倒的なポテンシャルを秘めつつも、ひたむきに努力する姿勢を見せていたと、5人全員が口を揃える。

( 週刊FLASH 2023年8月8日号 )

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