大谷翔平、コーラ大好きでも「1杯めはウーロン茶！」ドラフト同期が明かした知られざるプライベート姿

 

　年間60本ペースで本塁打を量産し、MVPも確実視される大谷翔平（29）。いまや、国民的英雄の大谷のプロ生活は、2012年のドラフトで日ハムに指名されたことに始まる。

 

　同期は計7人いたが、現役を続けるのは1位の大谷と3位で指名された鍵谷陽平（32・現巨人）のみ。ユニホームを脱いだOBに、グラウンドを離れた大谷の素顔を語ってもらった。

 

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　栄養管理には人一倍気を遣っている大谷だが、意外にも苦手な食材があったようだ。

 

　投手として5位入団し、エスコンフィールドでキッチンカーを営業する合同会社「カキシード」代表の新垣勇人さんが語る。

 

「寮の食事はバイキング形式だったので、好きなものがたくさん食べられる。ただ、トマトだけは苦手だったようです。2017年に、翔平が応援大使を務めた北海道の月形町を訪れたとき、トマトジュースを出されて困ったそうです（笑）。今は克服したようです」

 

　また、健康法について独自の理論を語っていた。

 

「焼き肉に行くと、1杯めにウーロン茶を飲み、2杯めからはコーラでした。理由を尋ねると、『1杯めからコーラを飲むと血糖値が上がってよくないから、ウーロン茶や野菜を食べてからコーラを飲む』と言ってました。コーラが好きなんです」

 

　そして、夜の誘いにはあまり乗ってこなかったようだ。大谷に次ぐ2位指名で現在、建築関係の会社に勤める森本龍弥さんはこう言う。

 

「宇佐美（塁大さん、ドラフト4位で入団）と同級生3人で焼き肉に行くことになり、翔平に声をかけると『今日はトレーニングなので行かない』と断わられた記憶があります。僕や宇佐美はすぐに『行こう、行こう』となるんですけど（笑）。

 

　しかも、食べに行っても二次会はない。6時から寿司を食べに行ったら、8時くらいに終わって、そのまま寮に帰ってました」

 

　一方、6位入団で、現在は阪神の打撃投手を務める屋宜照悟さんはこんな貴重な体験をしていた。

 

「3年めのころ、『屋宜さん、ご飯に行きません？』と誘われたんです。2人でですよ！　近くの寿司屋さんに行きましたが、会計は年上の僕が払いました。彼は『自分が誘ったので出しますよ』と言ったんですが。今では自慢の種です。あの大谷と2人で寿司を食べに行って奢ったと（笑）。

 

　あと、機会は少なかったけど、同期会でご飯に行ったこともありました。めちゃくちゃ食いますよ。生ビールも1～2杯は飲んでいたはず。滅多に飲まないんですが、『自分は飲んだら強いほうだと思います』と言っていました」

 

　ドラフト7位入団で横投げの中継ぎとして活躍し、サラリーマンに転身した河野秀数さんも、一緒に出かけた思い出は1回だけだという。

 

「1年めに、同期の新垣さんと鍵谷と翔平と僕の4人で買い物に出かけたことがあります。北海道出身の鍵谷が、札幌の大通りとかを案内してくれました。でも歩いていると、すぐに翔平がファンに見つかってしまって、もう大騒ぎ。

 

　結局、何も買えずにタクシーで寮まで帰ったんです。そのタクシーで、翔平はデカいから助手席に座った。運転手さんが『キミ、デカいね。身長はいくつあるの？』って聞くと、素直な翔平は『ハイ、193で～す』と、いつもの調子で答えたんです。

 

　すると運転手さんは『おう、大谷翔平と同じだね』って。すかさず翔平が、『僕、大谷で～す』って返した瞬間、運転手さんはびっくり仰天。みんなで大笑いしたことを覚えています」

 

　河野さんには、もうひとつ忘れられない思い出がある。河野さんはドラフトの年に入籍。1年めのオフに挙式した。

 

「ドラフトの同期が全員来てくれて、忙しいはずの翔平も『大丈夫です、行きます』と言ってくれたんです。同期全員がスピーチしてくれて、翔平は『いつも外国人強打者を相手にしている河野さんの姿を頼もしいと思いながら、守っている後ろから見ていました。奥さんもきっとそんなところに惹かれたんだと思います』なんてことを言ってくれたんです。

 

　僕は、右の外国人打者の抑え専門で起用されていたんで、ライトで守っていた翔平はそんなふうに見てくれていたんだと、感動しましたね。

 

　式の最初に『本日の主役は（翔平ではなくて）僕ら2人なんで』と言ったんですが、記念撮影で僕ら2人の後ろに翔平を含めた同期メンバーが立つと、ここぞとばかりにみんな、翔平にカメラを向けていました（笑）」

 

　世界の大谷はオフも “ショータイム” だ。

( 週刊FLASH 2023年8月8日号 )