年間60本ペースで本塁打を量産し、MVPも確実視される大谷翔平(29)。いまや、国民的英雄の大谷のプロ生活は、2012年のドラフトで日ハムに指名されたことに始まる。
同期は計7人いたが、現役を続けるのは1位の大谷と3位で指名された鍵谷陽平(32・現巨人)のみ。ユニホームを脱いだOBに、グラウンドを離れた大谷の素顔を語ってもらった。
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ドラフト7位で入団、横投げの中継ぎとして活躍し、サラリーマンに転身した河野秀数さんが語る。
「オフでも翔平は『食う、寝る、野球』でしたね。外出はほとんどしなかった。寮にいるだけだから、おしゃれな服を買っても着る機会がないので基本、通販ですませていました。
聞いた話ですが、外出時の翔平を狙った週刊誌のカメラマンたちが寮の前で張り込んで、やっと一人で出てきた翔平を追っかけたら、入ったのが近くの散髪屋さん。終わればさっさと寮に帰る。
再び狙っても同じ行動。何度もそれが続き、カメラマンもアホらしくなってあきらめたようです(笑)」
ドラフト4位で入団し、広島でカフェ&バー「BIG BASE」を営む宇佐美塁大さんは、しばしば寮でゲームや映画鑑賞につき合った。
「当時は、スマホで(リアルタイム対戦型カードゲームの)『クラッシュ・ロワイヤル』が人気で、よくやりましたね。また、映画も好きで、彼のおすすめは『しあわせの隠れ場所』」
この作品は、ホームレス同然の生活から努力の末にアメフトのプロとなった選手の実話にもとづく人間ドラマ。大谷の姿とも重なる感動のサクセスストーリーだ。
「あと、彼はひとつのことしかできない状態が嫌いなんです。『スラムダンク』や『バガボンド』を読むのは風呂に入りながらでした」
そして、「いたずら好き」という声も多かった。
投手として5位入団し、エスコンフィールドでキッチンカーを営業する合同会社「カキシード」代表の新垣勇人さんは、「性格は明るくていたずらっ子。後ろから急にチャチャ入れてきたり、物陰から急に出てきたり」と語る。
「よくみんなにいたずらして、逆によくいたずらされてもいました。左右のスパイクの紐を結んですぐに履けなくする定番のいたずらがあって、そのターゲットによくなっていたのが翔平でした。『あ~っ、もう誰~?』って、大声で騒いでました(笑)」(河野さん)
若い男たちの寮生活。やはり気になるのは彼女の存在。大谷に次ぐ2位指名で現在、建築関係の会社に勤める森本龍弥さんはこう言う。
「アイツは、入団時から女性にはあまり興味がなかったんでしょうね。もう野球ばかりで、女性の話なんか聞いたことがありません」
河野さんも、「ふだんの生活を見ていたら、彼女がいるなんて気配は一切なかった」と明かす。ただし、好きな女性のタイプには言及していたようだ。
「彼女がいるかどうか一度だけ聞いたことがあるんですが、『もしおっても教えんわ』と。ただ、『好きなタイプは背が高くて……』みたいなことは言ってましたね」(宇佐美さん)
「19歳か20歳のころだったと思いますが、『年上の女性がいいですかね』と」(新垣さん)
はたして、大谷の意中の女性とは?