スポーツ
【大谷翔平】3打席連続弾で「ルース超え」「60本クラブ」の可能性も2試合連続途中交代で漂う暗雲
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.07.29 15:32 最終更新日:2023.07.29 15:34
エンゼルスの大谷翔平が日本時間7月29日のブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席に今季39号本塁打を放ち、前日から3打席連続本塁打となった。
チーム104試合めで39本塁打は、シーズン162試合で60.8本となるペース。MLBでも過去6人しかいない「60本クラブ」入りの可能性も見えてきた。
【関連記事:大谷翔平 オールスター戦で全米狂騒! 米国で「恋人女性」が実名報道される異常事態】
60本以上は、1920年のベーブ・ルースが史上初で60本。1961年にロジャー・マリスが61本。1998年から2001年にかけては、バリー・ボンズ(最多73本)やマーク・マグワイア(最多70本)、サミー・ソーサ(最多66本)らが60本以上打っている。そして2022年、アーロン・ジャッジが62本塁打で、ア・リーグの記録を更新している。
「これらのうち、ボンズ、マグワイア、ソーサの3人については、筋肉増強作用のあるステロイド使用疑惑が取り沙汰され、記録にも厳しい目が向けられています。マグワイアは引退後に、薬物の使用を認めています。そのため、ジャッジの62本を『真の本塁打記録』と報じるメディアもあるほどです」(週刊誌記者)
エンゼルスは残り58試合。大谷は2.76試合に1本のペースで打てば、60本に到達することになる。だが、心配な点も。
29日の試合では、打席が回るはずだった9回に代打を送られた。前日のダブルヘッダー2試合めでも、第3打席後に代打が送られており、2試合連続の途中交代となってしまった。
「前日のタイガース戦は、第1試合で大谷が先発登板。9回で111球を投げ抜き、自身初の完投・完封を記録しました。そのわずか45分後には第2試合が始まり、大谷はその間にメディアの会見にも応じています。その後、第3打席で本塁打を打った直後に、手を左わき腹へまわすしぐさが見られ、途中交代。エンゼルスのネビン監督は『けいれん』と説明しています。そして29日の試合後には、監督が、両ふくらはぎのけいれんが起きたことを明かしました。
大谷の肉体も、このハードローテーションで音を上げたということでしょう。現在、チームは、遠征でアウェイ9連戦の真っただなか。8月3日のブレーブス戦後は本拠地ロサンゼルスに戻れるとはいえ、ロサンゼルス→デトロイト→トロント→アトランタ→ロサンゼルスという移動は、かなりの負担になります。そして本拠地に帰っても休みなく試合は続き、16連戦というハードなスケジュールです。
よく2022年のジャッジとの比較がされていますが、二刀流の大谷のほうが、よほどハードだということは考慮すべきでしょうね」(前出・週刊誌記者)
大谷が故障者入りするかという記者の質問に対し、ネビン監督は「考えていない。明日、様子を見て、どうするかを考える」と答えている。
無事を祈るしかないが――。
( SmartFLASH )