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プレーオフ進出の可能性は「8.2%」大谷翔平「40号」も緊急降板でチームに立ち込める暗雲
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.08.04 18:18 最終更新日:2023.08.04 18:22
エンゼルスの大谷翔平が、日本時間8月4日のマリナーズ戦に先発登板した。
初回から100マイルの速球を連発。毎回、走者を出しながらも、要所で抑え、4回を0点で切り抜けた大谷。だが、4回を投げ終えたところで右手にけいれんを起こし、緊急降板した。
試合後、大谷は
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「もう1イニング2イニング、様子を見ながらいこうと思った。もしかしたら、いけたかも分からないけど、大事な試合で、1点を争うゲームだったので、投げる選択のほうが(チームに)迷惑がかかるんじゃないかと(判断した)」
と振り返った。大谷は7月28日の試合でも、左わき腹のけいれんで途中交代。さらに29日の試合でも、両足ふくらはぎのけいれんで途中交代している。
降板後の第4打席では、6試合ぶりとなる本塁打を放ち、2年ぶりの40本に到達。この日は2打数2安打(2四球)で、打率は.310まで上昇した。
だが、2点リードで迎えた9回、抑えのエステべスが逆転満塁本塁打を浴び、チームは逆転負け。エンゼルスは3連敗を喫した。エースでもある大谷の緊急降板、そしてクローザーの大炎上と、エンゼルスにとっては、暗雲が立ち込める一日となってしまった。
「この試合は、プレーオフ進出を目指すエンゼルスにとって、負けられない一戦でした。遠征先でブレーブス相手に連敗し、本拠地に帰っての初戦。そしてこのあと8月は、アストロズやレンジャーズなど強豪チームとの試合が続きます。大谷が先発登板という意味でも、落とせない試合でした。
エンゼルスはこれで56勝54敗となり、ア・リーグのワイルドカード争いでは4.0ゲーム離され7位に。プレーオフ進出はかなり厳しくなりました。アメリカの野球専門データサイト『ファングラフス』は、エンゼルスのプレーオフ進出の可能性を8.2%としています。ダブルヘッダーでタイガースに連勝した7月28日時点では22.7%でしたから、わずか1週間で14.5%も落ちたことになります」(スポーツライター)
トレードの噂が絶えなかった大谷が残留。トレード期限を前にC.J.クロン内野手やジオリト投手などを獲得し、積極的に補強したエンゼルスだが、その“賭け”は日に日にまずい状況となりつつある。
ここまで110試合のうちわずか2試合しか休んでいない大谷に、これ以上を求めるわけにもいかないだろう。
( SmartFLASH )