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浦和サポーター問題で「なかった」はずの暴力行為など40件の違反確認「厳しい処分が必要」18日にも試合が
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.08.18 16:58 最終更新日:2023.08.18 17:03
サッカーJ1・浦和レッズのサポーターが、天皇杯4回戦・名古屋グランパス戦(8月2日)終了後に暴徒化した問題で、浦和は16日、警備員への暴力行為などを含む新たに40件の違反行為があったと発表した。
(1)警備員を押し倒す・相手サポーターの胸ぐらをつかむなどの暴力行為12件
(2)相手ゴール裏付近で罵声を浴びせる・挑発するなどの威嚇行為6件
(3)ペットボトルを投げ込む・相手ゴール裏に侵入するなどの危険行為8件
(4)緩衝柵などの破壊行為12件
(5)相手サポーターの横断幕を破損させようとする行為2件
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違反行為者は約25人。引き続きの調査で増減する可能性があるとしている。このうち1人は、過去に暴力などの違反行為で入場禁止処分を受けていたことが、クラブ内の記録から確認されたという。
8月2日は、試合後に、夏休み中の子どもたち約600人の名古屋サポーターが残るなか、惨敗に激高した100人以上の浦和サポーターがピッチなどに侵入。名古屋サポーターともみ合う場面もあり、事態収拾のため約50人の警察官が投入される大騒動となっていた。
「浦和は違反発覚翌日の3日、『ピッチ侵入』に限定して、31人に9試合入場禁止、45人に厳重注意など、違反者77人への処分を発表。5日の記者会見で、浦和の担当者は『暴力行為はなかった』と発言していました。
ところが、日本サッカー協会の田嶋幸三会長が9日、『映像を確認した結果、暴力に相当するものがあるという報告が上がってきている』と発言。日本サッカー協会主導で10日に映像検証を実施した結果、新たに40件の違反行為が確認されたわけです。
18日、ホームでの名古屋戦(埼玉スタジアム2002)は、両サポーター間に、通常より強度、高さを上げた柵を設置するなど、厳戒体制でおこなわれ、浦和への処分は後日、協会により最終決定される予定です」(スポーツ担当記者)
今回、警備員への暴力行為などを含む新たに40件の違反行為があったと発表されると、SNSでは浦和サポーターに対する批判が殺到した。
《浦和サポちょっとひどすぎるなあ これは無観客とか厳しい処分が必要なレベル》
《こういう対策でかかる費用は浦和が負担だし、見えにくいところで迷惑と無駄な金使わせてるのに何度も繰り返す連中って本当に浦和が好きなの?》
《ゴール裏の中心は自分たちはエライと勘違いしているようだけど、ルールを守る当たり前のサポーターからすると邪魔だしダサいし迷惑なの気づいてほしいな》
《このような状況で、18日に浦和と試合やって大丈夫なのか!?JFAは、Jリーグは、どう対応する!?》
浦和は2022年、新型コロナ対策で「声出し応援」が禁止されるなか、観客が声出し応援を繰り返し、Jリーグから過去最高に並ぶ2000万円の罰金と、けん責処分を受けている。今回、浦和に下される処分は、どのようなものになるだろうか。
( SmartFLASH )