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村田兆治さん一周忌 火災後すぐ “こだわりの豪邸” は更地に…親族は「土地の売却は考えております」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.11.07 06:00 最終更新日:2023.11.07 06:00
“マサカリ投法” から繰り出される速球とフォークで一時代を築き、ロッテで通算215勝を挙げた村田兆治さん(享年72)が自宅火災で亡くなり、2023年11月11日で1年になる。
「村田さんのライフワークだった離島の子供たちによる大会『離島甲子園』は、ロッテで女房役だった袴田英利さんが大会講師を務め、2023年も開催されました」(スポーツ紙記者)
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村田さんの思いは受け継がれているが、「一周忌の会がおこなわれるという話は聞きません」(同前)。火災当時、報道陣が殺到した東京・成城の自宅は今――。親族が語る。
「煤の臭いや防犯上の問題もあり、建物を残しておくのはご近所の皆さまに大変申し訳なく、火災の後、早急に更地にしました。土地の売却は考えておりますが、具体的にはまだ何も決まっておりません」
豪邸の跡地は、“塩漬け” になっていたのだ。
「村田さんの家は24時間風呂や、防音設備つきの座禅室を備え、投手寿命を延ばすために考え尽くされた設計でした」(元全国紙運動部記者)
竣工は、引退前年の1989年末。村田さんが座右の銘 “人生先発完投” を見据えていた場所は、ひっそりと黒いシートで覆われている。