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「これはいい思い出」イチロー、北海道の高校野球部を指導してガラス割る…現役時代を知らない世代に感慨みせる
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.11.07 18:45 最終更新日:2023.11.07 18:48
メジャーリーグのマリナーズなどで活躍したイチローが、11月4・5日、北海道・旭川東高の野球部を臨時コーチとして指導した。同校は過去に11度、夏の地方大会の決勝に進みながらもすべて敗退し、甲子園出場を果たせていない。
7日付の「スポーツニッポン」によると、イチローは「勝っていたら来ていない」と語り、悲願達成の「きっかけ」となるべく同校訪問を決めたという。
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初日のフリー打撃の実演では快音を響かせ、生徒たちを魅了。4階建ての校舎を超える推定130メートル弾や、屋上に乗せた打球も放った。いくつかの打球は校舎に直撃し、そのうち1球が数学教室の窓ガラスを割り、「数学の成績だけガーンと下がったらどうしよう」と笑いを誘う場面もあったという。
生徒たちは、最年長の3年生で2005年生まれ。イチローは2000年に渡米しているので、日本時代はまだ生徒の誰も生まれておらず、2019年の引退までメジャーで活躍した姿もあまり知らないのが実情だ。
6日配信の「Full-Count」によると、イチローは生徒たちが自身の活躍をリアルタイムで見ていないと聞き、「ついにそういう世代になってきたんだよねー」と本音を吐露。「みんなのお父さんいくつくらい? 俺50になったんだけど、お父さんの感じ?」と笑っていたという。
SNSでは、生徒を指導したイチローに
《これは良い思い出になっただろうね。来年夏の甲子園出場できるかもね。割れた窓ガラスはそのままにして「イチローさんが割った窓ガラス」として永遠に残すはず》
《フリー打撃で高校の窓ガラス割っちゃったイチローの気まずい顔が最高すぎる。僕も50歳になって楽しくコメディつくって笑い転げた高校生で窓ガラス割って気まずい顔したい》
などと好意的な意見が数多く寄せられている。
イチローが高校生を指導するプロジェクトは2020年にスタート。これまで、智弁和歌山高や国学院久我山高、高松商などを訪れ、旭川東は7校め。
ついに “お父さん” 世代になったイチローが、次に現われる高校はどこか? 日米を通じ最多安打を放ったヒーローの指導を、全国の部員たちが待ち焦がれているに違いない。
( SmartFLASH )