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清宮幸太郎プロ志望でも「巨人」には行かない理由
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2017.09.28 06:00 最終更新日:2017.09.28 13:38
「私、清宮幸太郎はプロ志望届を提出することに決めました」
9月22日、早稲田実業の小室哲哉記念ホールに集まった50社、130名の報道陣が固唾をのんで見守るなか、清宮幸太郎(18)は自身の進路について言明した。
高校通算111本塁打の清宮がプロ入りを表明したことで、スカウト陣の動きが慌ただしくなってきた。なにしろ2017年のドラフトは、「清宮の動向が決まらない限り動きようがない」といわれていたほどである。
「12球団が1位にリストアップしているのは当然のこと。なかでも熱心に動いているのが阪神、ヤクルト、ソフトバンク、日本ハム。阪神の坂井信也オーナーは、『清宮を絶対に獲る!』と断言している」(担当記者)
某球団の幹部も、9月末までに情報を集め、清宮獲得に乗り出すという。
「早めにプロ志望を表明したのは、ドラフトまでの間に各球団から話を聞きたいという意思の表われ。守備はまだプロレベルではないが、DHなら即一軍もありえる。将来の夢は、メジャーで活躍することと言っているので、うちもそういったスタンスで、彼を後押ししたいと考えている」
そんななか、清宮の意向に沿わない球団ともっぱらの評判なのが、生え抜きのスター不足に悩む巨人だ。
「会見で『12球団OK』と語っていたが、ポスティングでのメジャー移籍を認めてくれるところに行きたいのが本音。だが、巨人はポスティングを認めていない。
じつは巨人のあるスカウトが、『もうポスティングがダメとか、古いことを言っていたら誰も来てくれなくなる。だが、渡邉恒雄主筆が元気なうちは、絶対に変わらない』と頭を抱えている。
たとえ清宮の指名権を獲れたとしても、断わられる可能性が高い。巨人は、清宮指名を回避するのではないか」(スポーツ紙デスク)
(週刊FLASH 2017年10月10日号)