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大谷翔平 打者専念の2024年は本塁打記録更新か…ALに留まればジャッジとの熾烈争いも

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.11.11 06:00 最終更新日:2023.11.11 06:00

大谷翔平 打者専念の2024年は本塁打記録更新か…ALに留まればジャッジとの熾烈争いも

エンゼルス・大谷(右)とヤンキースのジャッジ

 

 2023年、大谷翔平選手はアメリカンリーグ(AL)の本塁打王に輝いた。自身はもちろん、日本人選手として初めての快挙である。

 

 MLBにおいて2021年シーズンはボールが飛ぶと言われ、逆に2022年シーズンはボールが飛ばないと言われた。では2023年はどうだったのだろうか。

 

 MLBレギュラーシーズン公式戦1試合あたりの、1チームの平均本塁打数を見てみると、2020年は1.28本で、2021年は1.22本だった。2022年は1.07本と前年比で12.3%もの下落となった。これは2015年の1.01本以来の低水準である。

 

 

 しかし2023年は1.21本と、一昨年並みの水準に戻った。ただ、個人成績の上位の選手で見れば、MLB全体で40本塁打以上を放った打者は、2021年5人、2022年4人、2023年6人と大差はない。

 

 なお、MLB全体の本塁打数トップ10を見てみると、2021年は12人(10位タイが3人)中10人がALの選手だったが、2022年は10人中4人がALで6人がナショナルリーグ(NL)とほぼ拮抗。そして、2023年は11人(10位タイが2人)中7人がNLの選手だった。近年はインターリーグの試合が増えたとはいえ、やはり同一リーグ内の対戦のほうが圧倒的に多く、その年によってリーグごとの傾向が出るのは興味深い。

 

 大谷選手の本塁打数の推移を見てみると、2021年46本、2022年34本、2023年44本と、MLB全体の平均本塁打数と歩調を合わせるように増減している。この3年間の本塁打計124本は、MLB全体4位。しかも、2023年はひじの怪我の影響で135試合の出場に留まりながら、ALでダントツだった。さらに、2024年は投手としては出場せずに打者に専念することになっており、どこまで本塁打数を伸ばすのか期待せずにはいられない。

 

 この3年間に大谷選手より多くの本塁打を打ったのは、アーロン・ジャッジ選手(ヤンキース、138本)、マット・オルソン選手(ブレーブス、127本)、カイル・シュワバー選手(フィリーズ、125本)である。そして大谷選手に続くのは、ピート・アロンソ選手(メッツ、123本)だ。

 

 ジャッジ選手は2022年のAL本塁打王で、ALシーズン最多記録を塗り替える62本塁打を放ったことでも記憶に新しい。オルソン選手は2023年に54本を打ったNL本塁打王。シュワバー選手は2022年のNL本塁打王(46本)で2023年も47本塁打を放ち、打率1割台(.197)での40本塁打以上はMLB史上初の記録だった。また、アロンソ選手は2019年のNL本塁打王(53本)で同年のNL新人王でもある。

 

 この中でとくに注目されるのはジャッジ選手だろう。この3年間の本塁打数が群を抜いているし、ボールが飛ばないと言われた2022年に62本のリーグ記録を打ち立て、2023年は怪我で106試合の出場にとどまりながら37本も打っているからだ。162試合に換算した場合は57本塁打ペースということになり、2022年の出場試合数157に換算しても55本塁打ペースになる。

 

 2024年シーズン、ジャッジ選手が怪我なくフル出場すれば、おそらく50本以上の本塁打を記録するのではないか。もちろん、怪我をしないことも名選手の条件ではあるが、ジャッジ選手の2023年の怪我は打球を追ってフェンスに激突したことが原因だった。勤続疲労などによる怪我ではないだけに、来季は健康にプレーできるのではないかと期待も高まる。

 

 大谷選手はこのオフ初のFAとなり、現時点で2024年の所属はまだ決まっていないが、仮にALのチームと契約することになれば、打者に専念する大谷選手とジャッジ選手の本塁打王争いが繰り広げられるかもしれない。両者とも怪我なくシーズンを過ごすことができれば、ハイレベルな戦いになるだろう。

( SmartFLASH )

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