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「パワハラ報道」楽天・安楽「自由契約になるみたい」初代監督・田尾氏がポロリ「実質引退危機」の大きすぎる代償

スポーツ 投稿日:2023.11.28 17:11FLASH編集部

「パワハラ報道」楽天・安楽「自由契約になるみたい」初代監督・田尾氏がポロリ「実質引退危機」の大きすぎる代償

2014年のドラフトで楽天から1位指名され、済美高野球部の故・上甲正典監督の遺影を横に会見する安楽智大

 

 パワハラ疑惑で球団から自宅待機・契約更改交渉の無期限延期を命じられた、東北楽天ゴールデンイーグルス・安楽智大投手。11月27日には、楽天初代監督で野球解説者の田尾安志氏が「自由契約になる方向みたい」と自身のYouTubeで語るなど、騒動は拡大している。

 

 複数の選手の証言によると、ロッカールーム内で若手選手を逆立ちさせたうえで、下着を脱がせて陰部を露出させあざわらう、食事の誘いを断ると深夜にしつこく電話をかけてくる、などのパワハラ行為があったという。球団は全選手、スタッフら約100人へ任意のアンケート調査も始めている。ほかにも、過去の高圧的な言動が各紙で報じられており、“余罪”が出てくる可能性もある。

 

 

 そんななか、田尾氏は27日、自身のYouTubeで安楽について言及。「後輩は自分より下の人間という、上下のイメージが強すぎたんじゃないかと思うんです。同じプロ野球界の選手。年齢の差はあっても、同僚であり、ライバルである人たちの闘いの場でもある」と説明した。自身の現役時代にも、先輩からのパワハラめいた行為があったという。監督を務めていた時代には、ある2軍コーチが選手たちを正座させたと聞き、やめさせたこともあったと明かした。

 

「相手が嫌がることをしてしまうっていうのは、けっしてやっちゃいけない。そうしたことで、なにが、いいものが生まれるんだろう。それはたぶん、本人の優越感、満足感ぐらいしかないんじゃないのかな」とも語っている。

 

 安楽の今後の処分については「このまま選手として契約してもらえないかもしれないところまで追い込まれている」とする一方で「安楽の野球選手としての道を完全に閉ざしてしまうのは、できたら避けてもらいたい」とも述べた。続けて、「これは一野球人としての考えであって、そんなに甘いものではないよ、というのが一般の人たちの考え方だと思います。ちょっと間違えると犯罪に近い、そういうところまでいっている。このことをそんなに軽く見てしまってはいけない」と冷静な視点も見せた。

 

 動画の終盤では、「いま情報が入ってきまして、安楽投手は自由契約になる方向みたいですね。このまま甘い処分をしていると、球団としては印象がよくないということで」とポロリ。正式発表はされていないが、田尾氏の話のとおりであれば、12月1日に公示される保留者名簿から安楽の名前は消え、退団扱いになるということだ。

 

 田尾氏の話をうけ、ニュースのコメント欄では安楽の処分について議論が沸騰している。

 

《自由契約になっても、安楽選手は法的に異議は唱えられないですね。契約期間中の解雇ではなく、契約終了で新規に契約を結ばないということですので。絶妙なタイミングでいじめられた側は告発しました。これで同様のことが怖くなって、パワハラやいじめが減るなら良いことだと感じます。》

 

《NPBどころか日本で野球はやれないでしょ。いくら反省してますもうやりませんなんて言った所で、こんな選手を抱えてたらこの球団に入りたいって思う人なんかいなくなるよ。言っちゃ悪いがそこまでのリスク負ってまで欲しい戦力でもない。》

 

《自由契約といっても、他球団が獲得するとは思えないから、実質引退ではあるんだけど、こんなの球界永久追放処分でしょ。選手会で会合も開いて楽天を始め各球団との意見交換も交えて、もっと毅然とした態度で臨むべき。》

 

 常軌を逸した上下関係の強要は、大きすぎる代償を伴ったようだ。

( SmartFLASH )

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