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「誰があれで納得するんだよ。クソレフェリー」完全KO負け・スダリオ剛の発言に批判殺到、角界時代の問題も蒸し返され

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.03 18:23 最終更新日:2024.01.03 18:31

「誰があれで納得するんだよ。クソレフェリー」完全KO負け・スダリオ剛の発言に批判殺到、角界時代の問題も蒸し返され

RIZIN公式サイトより

 

 2023年12月31日におこなわれた総合格闘技イベント「RIZIN.45」で、元貴ノ富士のスダリオ剛が、極真元世界王者の上田幹雄にTKO負けを喫した。

 

 相撲vs空手の“ヘビー級頂上対決”と謳われたこの1戦。スダリオは第2ラウンドに上田の左ヒザを被弾して崩れ落ちると、パウンドの連打をくらって0分55秒、試合を止められた。スダリオの意識は飛んでいるように見え、誰の目にも明らかなTKO負けだったが、本人は試合を止められたことが不服なようで、1月1日にinstagramのストーリーに、

 

 

《休もうと思ったけどイライラが止まらないから明日から再開しよう 誰があれで納得するんだよ 動いてるのに止めに入るとかクソすぎ クソレフェリー》

 

 と、レフェリー批判を展開した。しかし、この投稿に対してSNSには、

 

《こいつよくこんな事言えるよな。完全貰って倒れてるしあんだけパウンドくらった時点で普通に止めるでしょ》

 

《スダリオ以外皆納得してるよって話ですね》

 

《ストーリーの内容ダサすぎ 礼儀を持って相対していた上田選手と真逆すぎてもはや可哀想 角界追放されてもまだわからないのかよ》

 

 など、発言に対する批判のほか、2019年に角界を追放された過去を指摘する声もあがった。

 

 スダリオといえば、2013年から貴乃花部屋に入門。双子の弟、貴源治とともに貴公俊の四股名で相撲を取り、2017年の3月場所で新十両に昇進。しかし、新十両に昇進したばかりの3月場所の8日目に付け人をつとめていた同部屋の力士に暴行をくわえ、最終的に書類送検されている(起訴猶予処分)。

 

 2018年10月に千賀ノ浦部屋へ移籍。2019年1月場所より、貴ノ富士に改名して再起をはかるも、2019年9月にまたも付け人への暴行が発覚。新弟子3人が部屋から脱走している。貴ノ富士は9月26日に相撲協会から出された自主引退を促す決議を受けると、翌日、協会の決定を不服として代理人弁護士を伴って記者会見を敢行。

 

 貴ノ富士は、新弟子に対しての差別発言や暴力行為を事実と認めたうえで、「中卒で何も分からない中で、生半可なやさしさじゃダメだと思ってた。そういうふうに育ててきてもらった。そういう気持ちを持ってもらいたいと指導してきた」「手を出さない代わりにどういうふうに指導しなければいけないのか教えてもらっていない」などと協会を非難。しかし、この際の発言に批判が殺到し、最終的に自ら相撲協会に引退届を提出する形で角界を追われている。

 

 こうしたことから、1月1日にストーリーでおこなったレフェリー批判に対してSNSでは《角界追放されてもまだわからないのかよ》などの声があがっていた。

 

 さらに、その翌日、YouTubeで「Breaking Down11」のオーディション動画が公開されると、スダリオは現在、舌戦を展開中の安保瑠輝也からの一方的な対戦要求を受け、電話越しで罵り合いを展開。2人の因縁は、2023年4月に安保がXでMMAのことを「床でゴロゴロ」と揶揄する発言をしたことに対して、《こんなやつにMMAを侮辱されるとはな》などとスダリオが噛み付いたことが発端だ。

 

 安保はオーディションのなかで、CEOの朝倉未来に対して、自分より体のデカいスダリオが、自分より小さいヤツをバカにするのが許せないと発言。「あいつは自分より小さいやつを全員ニワトリや言うてるんですけど、ニワトリの中でもこんだけ根性のあるニワトリもおるぞと。ニワトリがブタをしばいたろうかなと思ってるんで」と、スダリオと試合を組んでほしい理由を説明した。安保の対戦要求に対してスダリオは、Breaking Downで安保とやるなら「ギャラは3000万円~5000万円はほしい」「やるなら素手で」など、理不尽な要求をぶち上げた。

 

「ここで思い返されるのが、2018年に貴ノ富士に2度目の暴行事件が発覚した当時のことです。相撲協会のコンプライアンス委員会の調査の結果、貴ノ富士は新弟子に対する暴力以外にも、物覚えの悪い新弟子に対して『ニワトリ』や『ヒヨコ』とあだ名をつけていました。『おい、ニワトリ』と声をかけた際には、『コケ』と返事をするよう強要していたことなども報じられています」(週刊誌記者)

 

 2020年の総合格闘家転身後、8勝2敗の好成績をおさめ、上田との対戦前は「日本人とやるのはこれで最後。この試合に勝って、世界に打って出たい」と発言していたスダリオ。その夢が後退した上、角界時代の素行までほじくり返される最悪の結末となってしまったようだ。

( SmartFLASH )

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