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藤浪晋太郎、メッツ移籍で千賀滉大との “豪華リレー” に期待…「5億円の価値あるんか?」疑問の声も
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.03 16:36 最終更新日:2024.02.03 16:44
MLBオリオールズからFAになっていた藤浪晋太郎が、メッツと1年契約で合意した。2月2日、MLBの公式サイトが伝えた。年俸は335万ドル(約5億円)で、85万ドル(約1.3億円)の出来高払いがつく。
同サイトによると、この金額はメッツのブルペンでもっとも高いクラスに入り、160キロ超の速球を投げる藤浪へのチームの期待が反映されたものだという。
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一方で、藤浪はこの武器を持て余し、アスレチックスでメジャーデビューした2023年シーズン初めは制球難に苦しんだ。その後、先発からリリーフに転向し、パフォーマンスを改善。7月にオリオールズに移籍し、チームの地区優勝にも貢献した。シーズン通算成績は、64試合に登板して7勝8敗、防御率7.18だった。
メッツでは、同じくメジャー2年めで、昨季はチーム最多の12勝をあげた千賀滉大と同僚となる。
《藤浪メッツ!無事に決まって良かった》
《藤浪メッツになりましたね!!!!!千賀とチームメイトに》
《藤浪選手 メッツと合意おめでとうございまーす》
といった歓声があふれる一方、腑に落ちないとする声も聞こえる。
《藤浪に5億円の価値あるんか?》
《頼むから首脳陣よ、千ちゃん先発の時は藤浪出さんでくれ〜》
《好不調が激しい藤浪メンバーが千賀メンバーの勝星お消すの展開あるかもデスな》
《メッツかよ、ニューヨーカーはうるさいで》
米スポーツサイト「ジ・アスレチック」のメッツ専門の記者、ウィル・サモン氏は、「X」で藤浪のコントロールが懸念材料だと指摘。マイナー行きのオプションがあることにも言及している。
そのほか、ニューヨークの地元メディアをはじめ藤浪に対する厳しい見方も多い。
「たしかに藤浪投手は、日本時代から荒れ球のイメージが強いです。メジャー1年めもフォアボールの多さが問題視されていました。
それでもメッツが評価したのは、動作解析ツール『スタットキャスト』で見ると、回転数などの数値がいいからだろうと思います。実際に速球で空振りを取るシーンが目立ちますし、球質の高さを買ったのではないでしょうか。
あとは、先発とリリーフの成績は分けて考えているはずなので、すでに1シーズンを経験した2年めということもあり、リリーフならさらによくなると見込んだのかもしれません。
加えて、特約はついていないためマイナーに落とせるオプションがあり、活躍しなかったらほかの選手と入れ替えられるのも大きいでしょう」(野球担当記者)
日本人ファンとしては、千賀→藤浪で勝利する “豪華リレー” を見たいところだ。
( SmartFLASH )