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「大谷翔平と山本由伸の活躍でドジャースは120勝!」MLB解説歴22年の武田一浩氏が2024シーズンを予測

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.09 06:00 最終更新日:2024.02.09 06:00

「大谷翔平と山本由伸の活躍でドジャースは120勝!」MLB解説歴22年の武田一浩氏が2024シーズンを予測

山本由伸(写真・共同通信)

 

 1500億円大補強で大谷翔平(29)に続き、山本由伸(25)まで手中にしたドジャースのキャンプが始まる。NPB4球団で活躍したMLB解説者・武田一浩氏が、大谷&山本の2024シーズンを語る。

 

「今季ほどメジャー中継の解説が楽しみな年はありませんね。なにしろ、大谷が勝てるチームに移籍したんです。エンゼルス時代は、僕の解説も怒り気味でしたから(笑)。

 

 

 その大谷はトミー・ジョン手術を終えたばかりですが、まったく心配していません。普通の選手は、30歳に手が届きそうになると向上心が薄れてくるものです。ところが、彼はむしろ成長や勝利への欲が強くなっているように思えます。

 

 ドジャースは、大谷以外の打者も強力です。早めに点を取って相手の先発投手を降ろす展開が増えれば、次に出てくる投手は敗戦処理となり、力が落ちます。その結果、さらに打ち崩すケースが増えると思うんです。

 

 逆にエンゼルスは負け試合が多く、相手チームは “勝利の方程式” で、勝てる投手を投入していましたから。

 

 今季は打者に専念するから3割、50本塁打、100打点はいくでしょう。盗塁も増え、40-40(40本塁打、40盗塁)も狙える。また、バリー・ボンズの73本塁打超えも視野に入っているはずです。

 

 山本も二桁勝利は確実。日本では奪三振が多いぶん、必然的に球数が多くなっていました。彼にはカーブやフォークなどの落ちる球がありますから、打たせて取る投球術を覚えれば、中4日でも十分やっていけます。

 

 目安としては、7回で100球を目指してほしい。6回で100球を投げてしまうと、残り3回で3人の投手を使わなければいけなくなるためです。

 

 メッツの千賀滉大が昨季に勝てたのは、打たせて取る投球術を覚えたからです。山本は契約内容を見てもエースとして迎えられているし、味方の打線は5点は取ってくれるでしょうから、新人王は十分狙えます。今季のドジャースは2人の活躍で、昨季の100勝を上回り、120勝するんじゃないですかね(笑)」

 

武田一浩
NHKのBS1でのメジャー解説は22年めに。日本ハム、ダイエー、中日、巨人と4球団で投手として活躍し、通算89勝99敗31S

( 週刊FLASH 2024年2月20日号 )

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