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「オワコンフィールド」札幌ドーム、命名権半額ディスカウントでも応募ゼロ「自業自得」「殿様商売」ファンも冷淡

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.03.03 06:00 最終更新日:2024.03.03 06:00

「オワコンフィールド」札幌ドーム、命名権半額ディスカウントでも応募ゼロ「自業自得」「殿様商売」ファンも冷淡

建築家・原広司氏が設計した札幌ドーム(写真・時事通信)

 

 札幌ドームが、赤字補填策である命名権募集の受付を延長した。当初、2月29日までだったが、応募がなく、契約締結までとした。

 

 29日付の「HBC北海道放送」によると、2023年度はプロ野球日本ハムの本拠地移転により、札幌ドームは3億円の赤字の見込み。その埋め合わせのため、2度めの命名権販売に踏み切ったが、正式な申し込みはなかったという。2010年の前回は失敗に終わっている。

 

 

 販売価格は前回の半額である年間2億5000万円以上としており、広島の「MAZDA Zoom‐Zoom スタジアム広島」の2億2000万円や楽天の「モバイルパーク宮城」の2億100万円を上回る。

 

「札幌ドームの売上は、コロナ禍前の2019年度は約40億円で、そのうち日本ハム関連が3割を占めていました。そのぶんの十数億円が消えたわけですから、一気に経営は苦しくなりました。

 

 札幌ドームは第三セクターが運営し、ドーム内でのグッズや飲食店の売上の一部、広告料はドームに帰属していました。また、球団は使用料に加えて、ほかのイベント時にはトレーニング器具の撤去や再設置の費用も負担していました。

 

 球団は、こうした不利な条件の改正をドームに求めてきましたが、ドームは突っぱね、逆に2016年には使用料を値上げしました。選手側もパフォーマンス向上とケガ予防のため、人工芝の張替えなどを要望しましたが、なかなか受け入れられませんでした。

 

 球団は不満を募らせた結果、新球場建設を選択したのです。一方、ドームは減収対策として、イベント用に屋内を暗幕で仕切る『新モード』を10億円で導入しましたが、これまでの利用はわずか2回。赤字も長引けば税金投入の恐れがあり、市民は厳しい目で見ています」(スポーツ担当記者)

 

 募集の無期限延長を受け、「X」ではファンの冷ややかな視線が集まっている。

 

《札幌ドーム命名権募集0で期間延長か、オワコンフィールドでいいのでは》

 

《自業自得だよ、札幌ドーム》

 

《使用料安くして、芝も日ハムの要望を通せばよかったのにな はっきりって言ってバカ》

 

《ファイターズにやってきた仕打ちが内外にバレてんだ、そんな運営会社に関わる企業なんか有るもんか》

 

《殿様商売してファイターズに見捨てられ赤字を垂れ流す命名権2.5億で応募ゼロのペラ芝膝破壊球場だよ》

 

 SNSでは、広告がほぼ消滅してしまった現在のドーム内の様子がアップされている。このまま巨大な “ハリボテ” と化してしまうのか、考えるだけで恐ろしい。

( SmartFLASH )

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