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「素直に生きていると転がされる」水原一平氏解雇めぐり“元アスリート”の発言に集まる納得の声
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.03.22 15:40 最終更新日:2024.03.22 15:40
3月21日、アメリカの複数メディアで報じられた、ドジャース・大谷翔平の専属通訳・水原一平氏が電撃解雇された騒動。水原氏の供述と、大谷サイドの発表のつじつまがあわないなど、事実関係がはっきりしない部分も散見されている。
米メディア「ESPN」の報道によれば、水原氏は違法なスポーツ賭博で450万ドル(約6億8000万円)もの借金をつくり、大谷の口座から送金した疑いがあるという。当初、水原氏は19日夜におこなわれた同メディアのインタビューに、大谷が借金を肩代わりしてくれたと語った。
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だが、大谷の弁護人側は「翔平が大規模な窃盗の被害者であったことが判明」と声明を発表。「ESPN」の記者は、20日、水原氏に「私に嘘をついたのか?」と聞いたところ、水原氏から「そうだ」と返されたことを「FNNプライムオンライン」の取材に明かしている。水原氏の供述がどこまで正しいのか、全容は判然としない。
多くの注目が集まるなか、元陸上の五輪選手で、コメンテーターとしても活躍する為末大氏は、21日に自身のXを更新。報道をうけ、《アスリートが有名になり始める年齢は18-24歳あたりで、そこで以下のようなことが起こります》と言及した。
為末氏によれば、アスリートが陥りがちな境遇として、「先輩や昔の同級生が保険を売りにきたり、お金を貸して欲しいとお願いされる」「いろんな人を紹介される。その中にグレーゾーンの人が混ざっていることもある」「マネジメント事務所から連絡がある」「会社を作る必要が出てきた場合、よくわからないまま株主の比率が決まる」といったケースがあるとつづっている。
続けて、《田舎で育った場合のアスリートは、昔と同じように素直に生きているといいように転がされてしまいます。それで傷ついた人は今度は警戒心が強くなり、とにかく知っている数人だけで固めようとしますが、それはそれで身内と近くなりすぎて問題が起きたりします》とも説明した。
年齢や置かれた状況などの問題もあるという。《難しいのはそれが競技に集中している時であり、さらに20代の経験がない若い時にやってくる点です。相談しようにも、スポーツの中にそんな経験がある人も少ないです。言いにくいことも多い》と補足した。
多くのアスリートを見てきたであろう為末氏の発言に、SNSでは納得する人々が続出している。
《日本は老若男女関係なくもっとお金の勉強をした方が良いよねと、自戒も含めて凄く思う》
《これ、若いトップアスリートさん達は絶対必要な知識だと思う。どうか大人の金儲けに巻き込まれず、競技に集中できる環境整えてあげてほしいです。》
《本当にそう思います。よく分からない節税(脱税)を選手同士で自慢し合ったり、芸能事務所に所属させてマネージャー(無能)がついたりほんといろんなことが起き始める。公私共に仲の良くて、信頼出来る人が管理してくれてるってよく言うけど本当はそーゆー人に任せちゃいけない。ある程度距離が必要》
( SmartFLASH )