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大谷翔平、“7億円盗人”水原一平氏にベンチ裏で浴びせた罵声…ひた隠しにされてきた「カードゲーム」依存

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.03.25 06:00 最終更新日:2024.03.25 06:00

大谷翔平、“7億円盗人”水原一平氏にベンチ裏で浴びせた罵声…ひた隠しにされてきた「カードゲーム」依存

2023年3月、「WBC」の日本代表にもチーム通訳として帯同。大谷にデータでアドバイスする姿がたびたびあった(写真・桑原 靖)

 

 めでたく、3月20日の韓国・ソウルでの開幕戦を勝利したロサンゼルス・ドジャースだが、その試合直後にベンチ裏にいた韓国野球関係者は、男の“吠え声”を聞いたという。

 

「****ッ!!!」

 

 姿は見えないが、声の主は明らかに大谷翔平(29)だった。

 

「まず、別の部屋から大谷の大声が聞こえてきました。うなり声だったのかもしれない。誰かに向けた怒声だったんです。

 

 その後、大谷はロッカールームに入り、水原一平氏らも入った。20分ほどで出てきたが、大谷はかなり怒った表情でした」(韓国野球関係者)

 

 

 そのロッカールームで、水原氏は「ギャンブル依存症」を告白し、ドジャースから通訳解雇が告げられたとされる。

 

「米国スポーツ専門局・ESPNが報じたところによると、水原氏は違法賭博に入れ込み、胴元への負債が450万ドル(約7億円)にも膨らみ、大谷の資産で返済したとされ、20日朝に水原氏にインタビューをしていました。

 

 FBIは胴元を捜査しているなかで、大谷選手の銀行口座からの送金履歴を見つけ、水原氏の賭博が発覚したとみられています」(スポーツ紙記者)

 

 そのためか、開幕戦前からドジャースのベンチ裏は慌ただしかったという。

 

「ドジャース職員に選手の球場入りの時間などを確認したくても、朝から連絡が取れないことが多く、何か異変があったのか……と思っていたんです」(前出・韓国野球関係者)

 

 ESPNの取材に、2021年に胴元の男とカジノで出会ったことを告白した水原氏。彼のギャンブル歴の長さがうかがえるが、日本時代に在籍した北海道日本ハムファイターズの同僚には、まったくそんな本性を見せなかったという。

 

「とにかく気配りの人というイメージ。カネの臭いはせず、米国で高給をもらうようになり、金銭感覚がおかしくなったとしか思えないんです」(元選手)

 

 しかし、エンゼルス時代から取材している現地記者は、こんな印象を明かしている。

 

「水原氏のプライベートは謎だった。エンゼルスの同僚たちもほとんど知らず、ある選手は『聞いてみたけど、あまり話したがらない』とこぼしていました。

 

 ただ、ある話の流れから、水原氏の趣味がカードゲームだとわかったんですが、『どんなゲーム?』と聞くと、彼は話を濁すんですよ」

 

 水原氏は「ドラフトキングス」というサイトの利用を、ESPNに告白している。

 

「このサイトは、実在スポーツ選手の成績などをもとにユーザー同士が競う『ファンタジースポーツ』で、合法賭博ができるもの。

 

 日本でもプロ野球選手をカード化した形などでファンタジースポーツは展開されており、水原氏が好んだ“カードゲーム”とは、これを指していたのかもしれません」(スポーツライター)

 

 報道が進むにつれて、大谷自身の違法賭博行為への関与も注目されるようになった。

 

 当初、水原氏は20日朝のESPNの取材に「大谷に事情を話し、賭博の借金を返済してもらった」と証言。

 

 だが、同日午後に大谷の代理人弁護士が「大谷は巨額な窃盗の被害者」と声明を出すと、水原氏は「大谷は送金を知らなかった」と証言をひるがえす。となると、水原氏は大谷から約7億円をネコババしたのか――。

 

 国際弁護士の清原博氏は、賭博罪だけに留まらない可能性を指摘する。

 

「水原氏が大谷選手の口座から無断で胴元に送金したとすれば、横領罪か窃盗罪に問われるでしょう。この場合、被害額が大きいために禁錮刑になる可能性が高いです。

 

 また、大谷選手が水原氏の違法賭博を知り、その返済を手助けするために承知のうえで送金したとすれば、『事後共犯』として、大谷選手にも賭博幇助(ほうじょ)罪の疑いがかかるかもしれません」

 

 証言が二転三転した経緯から米国では“雇い主”だった大谷への批判も高まっている。

 

「多くの米国民は、『大谷を守るために弁護士が嘘をついた』『保身のため“使用人”に証言を変えさせた』と考えています。

 

 大谷が知らぬところで、弁護士と水原氏が口裏を合わせた可能性は高い。そうなれば、FBIが大谷に違法賭博への認識、送金への同意の有無を捜査するでしょう」(在米ジャーナリスト)

 

 米国球界に詳しい関係者は、学歴詐称疑惑も浮上する水原氏をこう突き放す。

 

「実際に会った水原氏の印象は、“米国に慣れている”だけの男だった。ボヤッとしていると思っていたが、今回の件であらためて納得しました。

 

 そもそも、後払いでツケができる賭博なんて、日本でいう“ノミ屋”なんですから、ひと目で違法とわかりますよ」

 

 大谷をリラックスさせ、「世界一」にも導いた“一平ちゃん”だったが、あまりにも行動が軽すぎた。

 

※日付は日本時間

( 週刊FLASH 2024年4月9日号 )

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