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大谷翔平の “相棒”、ドジャースの伝統変えるか…これまでなかった「ホームラン祝いの儀式」ついに始まる
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.05 19:30 最終更新日:2024.04.05 19:30
2024年、マリナーズからFAで1年2350万ドル(約34億5900万円)でドジャースに移籍したテオスカー・ヘルナンデスは、大谷翔平が大好きなのである。
なにしろ移籍を決めた理由を「勝てるチーム、そしてオオタニと一緒に野球がやりたかったからさ」とラブコールを送ったほどだ。
彼の実績は十分。通算159本塁打を放ち、強打の野手に送られる「シルバースラッガー賞」を2度獲得している。昨季もマリナーズの主軸として打率 .253、26本塁打、93打点を記録していた。
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年齢的には2歳年上だが、練習中などは彼のほうから大谷にちょっかいを出し、笑顔を振りまいている。ドジャースの公式Xでは、大谷にスペイン語を教える姿も投稿されている。
大谷が今季第1号を放った4月4日にはこんなことがあった。大谷が内野安打で一塁に出塁した場面。4番ウィル・スミスが三塁線を鋭く破ると、大谷は一塁から爆走して一気にホームイン。大谷はベンチに帰ると荒い息を整えていたが、すかさずヘルナンデスが「お疲れさま!」とばかりに冷たいドリンクを笑顔で差し出した。
そして、大谷のホームランのあとにはただ一人ベンチを飛び出し、大谷を待ち構える。笑顔で戻ってきた大谷の顔に、“ひまわりシャワー” のごとく、大量のひまわりの種を浴びせたのだ。
ヘルナンデスは「これは2017年、ブルージェイズ時代に俺が始めたんだ。ほかのチームには “ホームランセレブレーション(お祝いの儀式)” があったけど、ブルージェイズにはなかったからね。だから今日はベンチにあったひまわりの種をオオタニに使ったんだ(笑)」と説明した。
この儀式は話題となり、MLB公式サイトのニックネームで「Mr.Seeds(ミスター種)」と紹介されている。
ところで、“ホームランセレブレーション” といえば、昨季まで大谷が在籍したエンゼルスの兜かぶりなど、各チームが趣向を凝らしておこなってきた。
だが、メジャー評論家の福島良一氏によれば「ドジャースとヤンキースにはありません。それは新しいものにとらわれず、歴史と伝統を重んじるからです」とのことだった。しかし、大谷の新パートナーとなったテオスカー・ヘルナンデスによって、歴史と伝統が動くかもしれない。
( SmartFLASH )