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「大谷の経歴騙りオンライン口座解除」「“大谷は病気”と言って会計士と面会」水原一平容疑者「24億円窃盗」驚愕の手口

スポーツ 投稿日:2024.04.12 17:55FLASH編集部

「大谷の経歴騙りオンライン口座解除」「“大谷は病気”と言って会計士と面会」水原一平容疑者「24億円窃盗」驚愕の手口

胴元に賭けの上限額を何度も上げさせていた水原一平容疑者(左)(写真・アフロ)

 

 日本時間4月12日、米連邦捜査局は会見を開き、大谷翔平の元通訳・水原一平容疑を「銀行への詐欺罪」容疑で訴追したことを発表した。水原容疑者が大谷の口座から盗んだ額は、1600万ドル(約24億5000万円)を超えるという。

 

 水原容疑者がいかにして違法賭博の泥沼にはまりこみ、大谷の金を盗んだのか――その全貌がみえてきた。

 

 訴状によると、水原容疑者が違法ブックメーカーで賭博を始めたのは、2021年9月。大谷がエンゼルスで熾烈な本塁打王争いを繰り広げていたころだ。

 

 

 訴状には、水原容疑者と違法賭博の胴元や、その仲介者とのメールのやり取りも記されている(以下、水原容疑者が送ったメッセージの編集部訳)。

 

「2日続けて送金しようとしたが、キャンセルされてしまう……1回の送金額を減らす必要があるかもしれない……1回に送る額を少なくできないか聞いてもらえないか? 1回に15000ドルとか? 連続して送るから……迷惑をかけて申し訳ない」(2021年11月2日)

 

「クソッ、全部負けた(笑)……胴元に賭ける限度額を5万上げてもらえるように聞いてくれないか。負けたらこれで最後だ」(2022年1月15日)

 

「俺はスポーツの賭けが下手だ(笑)……もう一度、賭けの上限を上げてくれないか?? ご存じのとおり、俺が払わないという心配はないから!」(2022年11月14日)

 

「あと200だけ上限を上げてくれないか? 誓って言う、これが最後の頼みだ。アメリカに帰ったら完済するから。何度も頼んですまない」(2022年12月9日)

 

「またやられてしまったよ(笑)……最後にもう1回、上限を上げてもらえないか? 負けたら最後にするから……」(2023年6月22日)

 

 こうして2024年1月までに、おこなわれた賭けは約1万9000回。1回の賭けの最高額は16万ドル(約2450万円)で、収支はマイナス約4067万ドル(約62億円)にもなったというから驚きだ。

 

 水原容疑者が違法賭博に手を染め始めた2021年のうちに、負けの額はかなり大きくなっていたようだ。そして、その同時期に、大谷の口座の連絡先が水原容疑者の電話番号に変更され、水原容疑者のメールアカウントにリンクされたという記録がある。

 

 つまり、水原容疑者が大谷の銀行口座に手をつけ始めたのは、2021年後半からだったということだ。

 

 2022年2月には大きな額の送金をするため、大谷の名を使って銀行に電話。一度は失敗したものの、その後、再び銀行に電話をし、大谷の経歴を語って「セキュリティ・チャレンジ」の質問に答えることで、オンライン・バンキングを解除することに成功したという。

 

「大谷がアメリカで銀行口座を開設する際には水原氏もつき添っており、『秘密の質問』に答えることができたとも考えられます。

 

 2022年10月には大谷をまじえて、納税について会計事務所との打ち合わせが予定されていたにもかかわらず、『大谷は病気でこられない』と嘘をついていた、と訴状に記されています。口座から勝手に送金していたことがバレるのを隠すためだったのでしょう」(スポーツライター)

 

 水原容疑者は日本時間4月13日にも、出頭するとみられている。

( SmartFLASH )

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