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元横綱「朝青龍」の甥っ子高校生が新弟子検査で合格スポーツ 2017.11.12

『写真:日刊スポーツ/AFLO』

『写真:日刊スポーツ/AFLO』

 

「身体能力の高さもありますが、とにかく『負けたくない』という気持ちが強い。ビャンバーの強さの源はここにあると思います」

 

 ビャンバーとは、日本体育大学柏高校3年のスガラグチャー・ビャンバスレンくん(18)のこと。インターハイ準優勝、国体(少年の部)3位という実績を引っさげた期待の星。12日から始まる大相撲九州場所の新弟子検査で基準をクリアした。

 

 実は、元横綱・朝青龍(37)の甥っ子なのだ。同校相撲部の中村智昭監督(30)が続ける。

 

「もともとレスリングでスカウトされモンゴルからこの高校へ留学してきたんですが、高校1年の5月に授業の一環として国技館で大相撲を観戦し、そこで『やっぱり相撲をやりたい』と転向したんです。朝青龍さんにも相談したそうです。それまで相撲の経験がなく、まだ始めて2年あまり。それで、ここまでの結果を残したのですから……」

 

 高校相撲の全国大会ともなれば、幼少期から相撲に励んできたエリートたちが全国から集結し、ハイレベルな戦いが繰り広げられる。そのなかで相撲歴わずか2年のビャンバーくんが結果を残したことは驚異といえる。

 

「アスリートとしての能力はすごいです。野球なんてやったことはないはずですが、少し教えただけでもうパカーンと打ってましたよ(笑)。“地頭” もいいんでしょう。数学なんかはテストでかなりいい点を取っています」

 

 思えば朝青龍も、サッカーなどスポーツ万能だった。

 

「しかしなんといっても似ているのは、あの目つきでしょうね。土俵に入るとガラッと変わり、ちょっと近寄りがたい雰囲気さえあります。それがいい部分でもあり弱点でもありますね。

 

 気持ちが入りすぎて周りが見えなくな って、コロッと負けることが多かったんです。最近はそれもなくなってきて、結果が出るようになってきました」

 

 入部時は60キロ台だった体重は現在約110キロに。身長は187センチで、184センチだった叔父を超えている。インターハイ2位は、明徳義塾高で3位だった叔父を上回っ た。

 

 2018年春の卒業を前に、立浪部屋への入門が決定。朝青龍は入門から1年半で関取昇進というスピード出世だったが、ビャンバーくんもそれを意識しているという。

 

 とはいえ、その素顔はやはり高校3年生。ふだんはゲームに熱中しすぎて怒られたり、同級生と冗談を言い合う。

 

「同級生と比べると少し幼いかなと思う部分もあります。短気ですしね。しかしふざけていても、なんだか憎めない。朝青龍さんもそうだったと思うんですが、やっぱり似てるんでしょう。もちろん女のコも好きですよ(笑)」

 

 なんと、故郷には遠距離恋愛中の彼女もいるというから、なかなか隅に置けない。圧倒的な強さと個性で土俵を沸かせた叔父に追いつき、追い越すことができるか。

 

(週刊FLASH 2017年10月31日号)

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