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大谷「初球打ち凡退」繰り返して監督が苦言「ときには球数を投げさせろ」…このままでは「チャンスに弱い」評価定着も
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.18 19:00 最終更新日:2024.04.18 19:00
2024年4月18日、大谷翔平がナショナルズ戦に2番DHで出場し、今季3度めの3安打を記録した。試合には0-2で敗れたが、これで大谷の打率は.360、OPSも1.040に上昇。今季の安打数31は同僚のムーキー・ベッツと並び、ナ・リーグトップだ。
前日の同カードでも2安打して、初の3連敗阻止に貢献した。日本人選手でリーグ最多安打は2010年、マリナーズ時代のイチローが最後。14年ぶりの快挙達成にも期待がかかる。
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しかし、デーブ・ロバーツ監督は、大谷の打撃の内容には少々不満を持っているようだ。
4月17日の試合後、「ショウヘイはとてもアグレッシブな打者だ。得点圏にランナーがいると、これまで以上に超攻撃的になる。だからその気持ちを少し抑えなければいけない。ときに投手に球数を投げさせることも必要だ」と、大谷がドジャース入りして初めて苦言を呈した。
この試合で大谷は5度打席に立っているが、2安打以外の3度の打席で、得点圏にランナーがいた。しかし、大谷はそのすべての打席で初球に手を出して凡打。
ロバーツ監督は、一見積極性に見える状況だが、打者有利の場面だけに、ときには慎重になったり、投手に多くの球を投げさせたりすることも必要だと言いたかったのだろう。球数を多く投げさせれば、大谷と同様、次打者も球の軌道を多く見ることにつながるからだ。
また、得点圏で積極的な姿勢を見せると、空回りする傾向もある。それは数字が表している。大谷は今季ここまで得点圏にランナーがいる場面で打席に入ったのは19回あるが、ヒットはわずか1本だけ。打率にすれば1割にも満たない5分3厘である。
いまのところ打率.360、本塁打4と素晴らしい内容に見えるが、これだけ打っておきながら打点10はあまりに少ない。このままでは「チャンスに弱い大谷」のレッテルを貼られかねない。
( SmartFLASH )