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【急転直下】筒香嘉智、DeNA入りを決めた“まさかの経緯”と、獲得ならず慌てた巨人

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.18 19:50 最終更新日:2024.04.18 20:16

【急転直下】筒香嘉智、DeNA入りを決めた“まさかの経緯”と、獲得ならず慌てた巨人

(写真・時事通信)

 

 巨人入りが確実と見られていた筒香嘉智が急転直下、古巣の横浜DeNAへの復帰が決まった。5年ぶりのことだ。

 

 実戦はメジャーでのオープン戦出場から約1カ月間離れているが、トレーニングは継続。現在は神奈川・横須賀市にある球団施設DOCKで調整しているという。

 

 ではなぜ、横浜移籍に変わったのか。

 

 

「巨人の阿部監督が筒香を高く評価していて、自身の現役時の背番号『10』も用意していたと聞いています。契約も3年程度の複数年を提示し、年2億円とも言われていました。条件的には巨人のほうがいいので、決まりだと思っていたんですが」(巨人担当記者)

 

 一方、横浜は当初、筒香獲得にそれほど積極的ではなかったという。

 

「筒香が守れるのは外野と一塁、三塁。でも外野は佐野恵太、桑原将志、関根大気、ドラ1の渡会隆輝らがいて飽和状態でした。三塁にはいまやチームの顔である宮崎敏郎がいますし、一塁も大砲のオースティンがカムバックしている。要するに守れるところがないのです。代打要員にするわけにもいかず、だからこそ獲得には消極的と見られていました」(横浜担当記者)

 

 ところがオースティンの怪我が状況を一変する。

 

「4月10日の中日戦でニ塁に滑り込んだ際、右太腿裏の肉離れを起こしました。彼は毎年のように怪我で悩まされてきて、『今年こそは』と意気込んでいただけに、相当ショックを受けていました。しかも診断の結果、思いのほか重症で、完治には1カ月以上かかるという。そのため筒香を獲らざるを得ない状況になったのです」(同前)

 

 慌てたのは巨人である。

 

「今季の補強の目玉だったオドーアが帰国してしまった。その穴を埋めるべく筒香の獲得に動いたんですが、じつはもうひとつ狙いがあったんです。巨人の岡本和真はメジャー志向が強く、とにかく1日でも早くメジャーに行きたい。彼が海外FA権を取れるのは2026年なんですが、抜けた後に同じ大砲タイプの筒香で補おうと狙っていたわけです。だから今季、獲得に動いたわけです」(前出・巨人担当記者)

 

 それにしても巨人人気の凋落は著しいと評判である。筒香の獲得に失敗し、昨オフでもオリックスからFA宣言した山崎福也は、日ハムとの争奪戦で破れた。2022年には西武からFAとなった森友哉も獲得できなかった。

 

 かつてFA権獲得となれば、誰もが巨人入りを目指した時代があったのだが……。

( SmartFLASH )

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