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パリ五輪、次戦「完全アウェー」で8大会連続出場に黄信号…コーナーキック一発で沈んだ日本に「不甲斐ない」の声

スポーツ 投稿日:2024.04.23 20:10FLASH編集部

パリ五輪、次戦「完全アウェー」で8大会連続出場に黄信号…コーナーキック一発で沈んだ日本に「不甲斐ない」の声

田中聡とキムドンジン(写真・時事通信)

 

 痛恨の一敗だった。

 

 パリ五輪予選を兼ねたサッカーU-23アジア杯カタール大会で、日本は、予選の最終戦で宿敵韓国に0-1で敗れ、B組2位通過となった。これで、準々決勝では、A組1位の開催国カタールと対戦することが決定した。

 

 先に主導権を握ったのは、第2戦のUAEから大胆に先発を7人入れ替えた日本だった。

 

 

 FW平河悠を中心に左サイドから攻め込む。だが、1点が遠い。この大会で無得点のFW陣は、またもチャンスを決めきれない。

 

 0-0で迎えた後半30分だった。

 

 韓国のコーナーキックからのボールはファーサイドに送られる。今大会初先発のGK野澤大志ブランドンが飛び出すが、ボールに触れられない。そこに飛び込んできたのが、マークの外れたMFキム・ミンウだった。頭で合わせられ、結局この1点が最後まで日本に重くのしかかってしまった。

 

 Xでは、コーナーキック一発で沈んだ日本に「不甲斐ない」の声が寄せられている。

 

《流石に不甲斐ないわ 中2日でコンディションからくるミスや精度の落ちとかは仕方ないけど、ビルドアップからの中盤のボール運びしなさすぎ、押し上げ微妙》

 

《決定力の差がそのまま点差になった感じ》

 

《韓国戦は、点をとれる時にとらないとサッカーは、こうなってしまう典型的なゲームだったなぁ》

 

「絶対に勝たなければいけない一戦でした。勝って1位突破できれば、準々決勝の相手はインドネシアでした。今大会でセンセーショナルな戦いを見せているとはいえ、明らかな格下です。

 

 一方、負けたことで戦わなければいけない相手は地元カタールです。カタールではサッカー人気も高く、この一戦には大観衆が詰めかけ、完全アウェーになることが予想されます。その雰囲気に飲まれなければいいのですが……」(現地で取材を続けるサッカーライター)

 

 今回のU-23日本代表は、じつは1999年、小野伸二に率いられたU-20日本代表に匹敵する “黄金世代” と呼ばれるほどだった。ところが、五輪予選は国際Aマッチデー期間外で選手派遣義務がなく、海外クラブで活躍する日本人選手の招集が制限されていた。

 

「大岩剛監督の頭のなかには、本来であれば呼びたいと思っていた選手があと7~8人いたと思います。年齢的には久保建英も召集できるんです。

 

 はっきり言って、今回はベストな日本代表ではありません。もちろん召集された選手たちはそのことを感じているし、だからこそ、見返したいと思っているはず。カタール戦では、その気迫と意地に期待したいところですね」(同)

 

 8大会連続五輪出場はなるか――大岩ジャパンの底力が試される一戦は、4月25日におこなわれる。

( SmartFLASH )

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