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日ハム大躍進の功労者は“年収700万円”の捕手だった…“超人気女優”に似ているとの指摘も

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.29 19:07 最終更新日:2024.04.29 19:34

日ハム大躍進の功労者は“年収700万円”の捕手だった…“超人気女優”に似ているとの指摘も

新庄監督(写真・時事通信)

 

 2024年シーズン序盤戦、セパ両リーグの話題を集めているのが、昨季ともに最下位だった中日と日ハムの躍進だろう。4月29日現在、中日は12勝11敗3分けの3位。日ハムは13勝9敗1分けの2位につけている。

 

 今回は日ハムにスポットライトを当てるが、オフにそれほど補強をしなかったことからも、多くの評論家は3年連続最下位と予想した。それをいい意味で裏切った日ハムの躍進はどこにあるのか。

 

「日ハムは万波中正外野手に代表されるように、若くイキのいい選手が多くいるんですが、今季も一人出てきました。入団6年目になりますが、捕手の田宮裕涼(ゆあ)ですね。彼は2018年のドラフトで入団した高卒新人では唯一甲子園出場経験がない。

 

 

 そのため知名度は高くなかったんですが、捕手としては走攻守そろった珍しい選手です。これまでは“ゆあビーム”と呼ばれるほど、その鉄砲肩は有名でした。昨年9月22日に1軍初昇格を果たし、24日の楽天戦では1試合で3つの盗塁を阻止したほどでしたから。今年は打撃もいいのでレギュラーをつかむ日も、そう遠い日ということではないでしょう」(日ハム担当記者)

 

 その打撃だが、19試合に出場し打率はなんと.393。規定打席に6ほど足りないが、現在の首位打者はソフトバンクの柳田で打率は.333。田宮が規定打席に達したら、いきなりトップに立つことになる。また、勝負強さも際立っており、ここまでの得点圏打率は驚異の.600である。

 

「入団時から女優の川口春奈さんに似ていると言われ、キュートな笑顔に女性ファンも急上昇中です。また、守り終えてベンチに帰ると、そのたびに気づいたことをノートにつけるなど、努力家の面も持っています」(同前)

 

 4月28日のオリックス戦では3本の適時二塁打で3打数3安打4打点の大暴れ。新庄剛志監督も、その活躍ぶりに目を細める。

 

「うまく打ったね、最後のバッティングも。最初の一本が彼を乗せた。今日はもう2、3本打ってくれる気はしました」

 

 当の本人は「もっともっと活躍して、ゆくゆくは人気のある選手になりたい」と目を輝かせる。昨季の1軍出場試合数は10試合のみのため、今季の年俸は推定700万円。一軍最低保証年俸の1600万円にも満たない男が、今季の日ハムを引っ張っている。

( SmartFLASH )

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