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「野球をバカにされている」「絶対に移転するべき」築地市場跡地の再開発めぐり、プロ野球ファンから寄せられた賛否

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.05.02 15:59 最終更新日:2024.05.02 16:04

「野球をバカにされている」「絶対に移転するべき」築地市場跡地の再開発めぐり、プロ野球ファンから寄せられた賛否

記者会見する(左から)三井不動産の植田俊社長、トヨタ不動産の山村知秀社長、読売新聞グループ本社の山口寿一社長(写真・時事通信)

 

 5月1日、築地市場跡地の再開発(約19ヘクタール=約19万㎡=東京ドーム約4個分)を担う事業者(三井不動産を代表としたトヨタ不動産、読売新聞グループ本社など11社)が5万人収容多機能型スタジアムの整備などの提案内容を会見で説明した。総事業費は9000億円にも上るという。

 

 特に注目が集まったのは、プロ野球巨人が築地を新しい本拠地にするのかどうかという点だ。東京ドームは1988年に開業し、今年で36年になる。

 

 

 本拠地を現在の東京ドームから新たに建設される築地スタジアムに移転するのかと聞かれた巨人のオーナーも務める読売新聞グループの山口寿一社長はこう答えた。

 

「巨人軍の移転を前提に検討してきたものではない。野球、ラグビー、アメフト、サッカー、音楽のコンサート、格闘技などそれぞれの競技やライブを行う際に最適な空間に変化していくと。そこで観客の皆さんが本物の臨場感を実感していただける、そういった施設を目指しています」

 

 さらに本拠地として使用する考えについては「魅力あるスタジアムとしては、私どもとしては使ってみたいという気持ちはあるが、巨人軍の移転を前提に計画、提案してきたものではありませんので、そのような予定で進んでいることではないということですね。さらに申し上げると、プロ野球の本拠地球場の移転というのは、なかなか大仕事でございまして、そのためには相当な調整も必要になります。さらに申し上げると読売だけで決められることではありませんので。また、屋根は開閉型ではなく、人工芝を考えています」と述べた。

 

「本拠地移転を前提に検討してきたものではない」などのニュースがスタジアム予想図とともに流れると、プロ野球ファンからは、様々な意見や持論がSNS上に展開された。

 

《この新スタジアムのイメージ図を見るだけで野球をバカにされている気がする。ふくらみのない右左中間、ホームからバックネットまでの距離。そもそも野球専用スタジアムじゃダメな理由を聞きたいし、マルチスタジアムって都合のいい言葉だけど、何でもやりますよ!って事にしたいんだろうな》

 

《この球場、イメージ図だからかもしれんけど、さすがに左中間と右中間が全然膨らんで無い。それに建てるなら、しっかりとした野球に特化した物の方がいい》

 

《東京ドームはもうさすがに狭い印象!見ていて窮屈な球場に見える 築地なら海も近いし景色も最高!世界に誇れる球場ができそう 絶対に移転するべき》

 

《日本ハム移転大成功の例もありますし、新球場は皆さん楽しみですが、地元民はさびしいです。築地も近いですが、、、、読売新聞社様 どうか 昔みたいに天狗にならずに 球界の為にお考えくださり 良い案を出して下さい》

 

《巨人の新球場の話はいつまでもスッキリしないな。東京ドームを立て替えるのか、しばらく使うのか、移転するのか、構想をハッキリ聞かせてほしい》

 

 中にはこんなクスッと笑えるような提案までも…。

 

《東京には東京ヤクルトスワローズが神宮球場に本拠地を構えているのだからヨミウリは茨城の水戸か北陸の新潟かどこかを本拠地にするべきだと思う》

 

《先に球場だけつくってヤクルトに移動してもらってその間に神宮球場を解体して築地新球場に明治神宮新球場が出来てからヤクルトが戻りその後巨人が築地を使う》

 

 一部の施設を2029年度にオープンし、スタジアムを含む多くの施設は2032年度に
完成させる予定だ。

 

 スポーツ担当記者は言う。

 

「東京ドームや格闘技の聖地と言われる後楽園ホールは老朽化が進んでおり、親会社である三井不動産がいずれ、再開発する予定だと聞いています。築地は野球専用スタジアムではないようですから、8年後に巨人軍は一旦築地を仮本拠地とした後に、後楽園に新しい野球場が完成次第、戻ってくるという構想ではないかと思っています」

 

 巨人軍が水戸や新潟に移転することはなさそうだ。

( SmartFLASH )

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