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日本人王者が4団体を独占!「バンタム級」が“もっとも権威ある階級”と語り継がれたワケ
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.05.07 18:15 最終更新日:2024.05.07 18:38
2024年5月6日、東京ドームに4万3000人を集めて行われた4大世界戦ーー。
5月6日、ボクシングの4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)が、東京ドームで元世界2階級制覇王者のWBC世界同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)を6回1分22秒TKOで破り、防衛に成功。
日本中が井上の勝利に沸いた日だった。
メインイベントと同時に注目されたのが、武居由樹(大橋)がWBO世界バンタム級王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)に挑んだ一戦だった。
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もし武居が勝てばWBA井上拓真(大橋)、WBC中谷潤人(M.T)、IBF西田凌佑(六島)と4団体の王者を日本人が独占するからだ。同階級を一人で独占した井上尚哉を除けば、日本ボクシング界にとっては初の快挙となる。
「まだ階級の前に『ジュニア』や『スーパー』がついていなかった時代、バンタム級は全7階級でもっとも権威のある階級といわれていました。それはルーベン・オリバレス、カルロス・サラテら中南米の強豪たちが凌ぎを削り、名勝負が数多く誕生したから。
なかでも怪物級の強さを誇ったのが、ブラジルのエデル・ジョフレ。そのあまりの強さを讃え、“黄金のバンタム”と名付けられたほどです。ちなみにジョフレは生涯で78試合に挑んだが、負けたのはわずか2回。その2回とも、対戦相手は日本人のファイティング原田でした」(スポーツライター)
武居は元K-1王者という経歴の持ち主。ボクシング転向後「8戦全勝全KO」とハードパンチャーでもある。試合は初回から武居のペースで進んだ。第2ラウンドの減点1を取られたが、中盤まではほとんどのラウンドでポイントをとり続けた。
結果は12ラウンドを戦い抜き、3-0の判定勝ち。最大で7ポイント差の完勝だった。
これでバンタム級の王者は、日本人ボクサーが独占。
今後、それぞれが防衛を続けていくのか、あるいは日本人による統一戦が実現するのか。興味は尽きないが、同階級でもっとも注目されているのが、“ネクストモンスター”の呼び声も高い中谷潤人だ。
( SmartFLASH )