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「ファン離れのリスク」「大丈夫なの?」佐野海舟 逮捕から一カ月の即起用で大活躍も地元応援団が「拒否声明」の苦難

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.08.23 13:30 最終更新日:2024.08.23 14:19

「ファン離れのリスク」「大丈夫なの?」佐野海舟 逮捕から一カ月の即起用で大活躍も地元応援団が「拒否声明」の苦難

公式戦デビューした佐野海舟(写真・Newspix.pl/アフロ)

 

 2024年7月14日、サッカー日本代表のMF佐野海舟が不同意性交の疑いで知人男性2人とともに逮捕。佐野はJ1鹿島から独・ブンデスリーガのマインツ05への移籍が決定し、渡独から一時帰国していた際に事件を起こしていた。報道によれば、当初佐野は容疑を「間違いありません」と認めていたという。

 

 これでプロサッカー選手としての道は閉ざされることは決定的と思われたが、7月29日に釈放され、その後不起訴処分に。すると再び渡独してマインツ05に合流。合流から間もない8月17日のDFBポカール1回戦、ウィースバーデン戦には先発出場を果たした。

 

「事件、逮捕、釈放、そして渡独と一連の流れには驚かされましたが、それ以上に驚かされたのが渡独後、すぐに試合に出たことです。調整に充てる時間は短かったし、不起訴処分とはいえイメージ的にもよくなかった。それでもすぐに使ったということは、首脳陣が、3部とはいえウィースバーデンを相手に、どこまでできるのかを見たかったからでしょう。

 

 試合は延長120分の末に勝ちましたが、その中で佐野はというと、出色の出来。彼はボランチですが、中盤で体の大きな相手からファールなしで何度もボールを奪って、ピンチの芽を摘んでいました。さらに中盤の深い位置から前線まで駆け上がり、チャンスメイクからフィニッシュまでこなした。体力面で心配されましたが、120分間、誰よりもエネルギッシュに動いていた。試合後ボー・ヘンリクセン監督は佐野野の活動量を『とんでもないマシーンだ』と評していました」(サッカーライター)

 

 

 一方で、不起訴になったとはいえ、一度は罪を認めて逮捕されただけに、受け入れられないサポーターも多いようだ。

 

「マインツのウルトラス(応援団)は、佐野の起用に拒否反応を示しています。ウルトラスは、『マインツ05の責任者は沈黙というよく知られた行動パターンをとっている』『私たち、特に性的暴力の影響を受けている人々はこの状況を容認できない』と声をあげています。クラブに対しては『道義的および社会的責任を果たすべき』と主張していると、現地メディア『BILD』などが報じている状況です」(同前)

 

 一方、マインツ05は公式サイトで「佐野海舟に対する検察の捜査は終了した」としたうえで「私たちは中傷や証明不可能な申し立てに断固として反対する。必要に応じて当社は取締役会に影響を与える虚偽の公的告発には法的処置も辞さない」と、佐野擁護の強気の姿勢をはっきりとさせた。

 

 日本人サッカーファンも、マインツの起用に疑問の声を持つ人が多いようだ。ウルトラスのこの主張をめぐっては、こんな意見がXに投稿されていた。

 

《まぁやっぱ、納得できない人はいますわな。クラブはファン離れのリスクもあるし、やはりもっと多くが納得のできる着地点を見つけないと》

 

《大丈夫なの?性暴力認めてなかったっけ、この人…こういうのは毅然とした対応すべきだと思うんだけど…》

 

《どう考えても問題がすっきりしないと応援したい人もできないと思う!!》

 

 今後も佐野の加入について「賛成」「反対」の議論は続きそうだ。

( SmartFLASH )

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