2024年7月28日にさいたまアリーナで開催された『超RIZIN.3』。なかでも日本の格闘技ファンが注目したのが朝倉未来VS平本蓮だった。試合前からお互いが挑発し合うなど、大いに盛り上がっていたが、結果は意外なほどにスピード決着。平本が1Rから積極的に前に出て、2分18秒TKOで勝利した。
負けた朝倉はMMAからの引退を発表したが、この発表を“外野”は黙っていなかった。
総合格闘技団体「DEEP」などに参戦している格闘家の赤沢幸典が8月28日、自身のXに長文を投稿。告白ともとれる長文には、平本は朝倉に勝つためにドーピングをしたこと、しかも赤沢に指南役を要求し、その要求は「RIZINの尿検査で陽性が出ないドーピングの方法を教えてほしい」という具体的なものだったと述懐しているのだ。
平本に関していえば、朝倉戦前からSNSなどで平本がステロイドを使用したことを示唆する真偽不明の音声データが拡散され、騒動となっていた。赤沢は「(その会話は)自分と平本のもの」と長文のなかで説明。現時点では真偽のほどは明らかにはなっていないが、この告白には、格闘技ファンの域を超えてネット上で大混乱になっている。
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しかし、この告白に対する反応は、平本に好意的なものと否定的なものとではっきりと二分されている状況だ。好意的な意見では、《明らかに平本蓮さんだけを貶めようとしているよね!》など、赤沢の発言の“都合のよさ”を指摘。一方、平本に否定的な投稿者からは、この告発で平本の選手生命が終わったとする声が投稿されている。
そんななかで、やはり注目が集まっているのが朝倉未来の進退だ。平本との対戦が決まった段階で「万が一、平本に負けたら俺は引退します」と発言していた朝倉は、自身の発言通りに引退を表明している。しかし、平本のステロイド疑惑が真実だと判明したら……。
Xでは、朝倉に関してこのような投稿がされていた。
《なんか知らんけど朝倉未来が愛おしくてたまらなくなってきた...》
《朝倉の引退をどうしてくれるんだ》
《あんな形で朝倉未来選手に引退しないで欲しい》
《朝倉未来引退撤回待ち》
RIZINの榊原信行CEOは8月21日に「尿を採取して空輸して米国の検査機関・SMRTL(スポーツメディカルリサーチ&テイスティングラボラトリー)に送っている。来週中(8月31日まで)には、検査結果を公表できると思う」と語っている。
平本がドーピングをやっていたか否か。朝倉の引退撤回は……。まだまだ騒動は続きそうだ。
( SmartFLASH )