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馬瓜エブリンも「失礼極まりない」日本バスケ協会“まるで選手の責任”“上層部続投”パリ五輪総括にファン激怒

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.09.18 13:27 最終更新日:2024.09.18 13:27

馬瓜エブリンも「失礼極まりない」日本バスケ協会“まるで選手の責任”“上層部続投”パリ五輪総括にファン激怒

パリ五輪でドイツに敗戦した日本代表(写真・共同通信)

 

 日本バスケットボール協会の東野智弥技術委員長が、パリ五輪に出場した女子代表を総括したのは、9月11日のこと。

 

 女子代表は東京五輪で快進撃を続け、バスケ男女を通じて最高の銀メダルを獲得していた。その後、監督がトム・ホーバス氏から恩塚亨氏に代わったが、パリ五輪での目標は、宿敵の米国を破っての金メダル獲得だった。

 

 しかし、結果はまさかの1次リーグ3戦全敗の敗退。それを受け、2013年に技術委長に就任し、両五輪を間近で見てきた東野氏の評価は辛辣だった。

 

 

「恩塚氏を監督に起用した私に責任があるのは間違いない」としたうえで「東京(五輪)はコロナ禍でしたけど、選手が躍動しているように見えた。勢いがあるように見えた。スピードが速く見えた。3点シュートも『日本はやっぱり技術だな』というメッセージがあったと思う。ただ、今回はいずれもなかった」と、矛先を選手に向けて厳しく指摘した。

 

 3点シュートについても、中心だったSG(シューティングガード)の山本麻衣が初戦で脳震盪を起こし、その後の2試合を欠場。そのため、違うポジションの宮崎早織や町田瑠唯(るい)がその穴を埋めたが、このことについても、東野氏はこう語ったのだ。

 

「山本がいなくなって、宮崎、町田は2人とも外のシュートがない。東京五輪は5人が3点シュートを打てる状況だった。そうせざるをえなかったことが、そもそもの選手選考を含めて、どうだったのかという大きなクエスチョンがある」

 

 あたかも3点シュートが決まらなかったのは、2人の選手の責任だとも思わせるような内容だ。

 

 また、煮え切らない点は、東野氏本人の進退についてもだ。東野氏は技術委員長という重大な立場にあり、恩塚監督の任命責任は自分にあると認めた。ところが、自身は3戦全敗の責任を取ることなく、2025年6月の任期までの続投方針が示された。Xを見ると、これに噛みついたバスケファンが多かった。

 

《東野智弥って人は相当人望ないんだろうな。そういう人間が技術委員長とかやってたら選手やスタッフは可哀想すぎる。ニックネームがクラッシャーってだけあって選手達のメンタルを壊すのも得意なのかな?》

 

《宮崎選手や町田選手に対してスリーがないなどとという思い込みから、失礼な発言をしているように感じます》

 

 さらに、代表の中心である馬瓜(まうり)エブリンも、Xに

 

《明らかに組織崩壊してて、現場と感覚ズレてて、任命責任あるのに選手に責任転嫁する人がまた次も決めるのなんで?》

 

 と、怒りを隠すことなくつづり、《本当に失礼極まりない》と東野氏についてふれた。Xでは、馬瓜支持の投稿が圧倒的なようだ。

 

《続投反対します! 困惑しながらも選手たちは頑張ってきてくれたのだと思うと、胸が苦しいです。本当に最高の選手たちです!エブリン選手の勇気あるポストには拍手です 良心があるなら、ご退任をお願いします》

 

《この事でエブリンの選手生命を断つような事がないようにスポンサーの皆さんお願いします》

 

《全くお偉方の無能ぶりは酷いな。 エブリンの言葉どおり失礼極まりない》

 

 X上には、こんな日本スポーツ界全体を総括するような、ひとつの投稿が……。

 

《日本のスポーツ界は どのスポーツでも 協会が硬直化、利権化していて 選手ファーストの世の流れについていけていない?》

 

 原点に「アスリートファースト」があることを忘れてはならない。

( SmartFLASH )

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