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大谷翔平 前人未踏「51-51」の大偉業も、待ち受ける「投手登板」の深刻な可能性…ド軍投手陣は“絶望的”

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.09.20 19:45 最終更新日:2024.09.20 19:45

大谷翔平 前人未踏「51-51」の大偉業も、待ち受ける「投手登板」の深刻な可能性…ド軍投手陣は“絶望的”

「50-50」を達成した大谷(写真・USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 

 2024年9月19日(現地時間・以下同)、大谷翔平は敵地で行われたマーリンズ戦に臨むと、6打数6安打3本塁打10打点と異次元の活躍。さらに2盗塁も決め、大偉業である「50本塁打-50盗塁」をあっさりと超え、記録は「51-51」まで伸びた。

 

 ドジャースも大谷の活躍によってマーリンズを下すと、12年連続でプレーオフ(PO)進出を決めた。まだ、首位通過を決めたわけではないので、試合後は“シャンパンファイト”ではなく、ロバーツ監督のあいさつの後は乾杯のみ。ただ、ナインは、長丁場の戦いを制した喜びを嚙み締めるような表情を見せていたことが印象的だった。

 

 しかし、そうした喜びの輪が広がるなか、ただ一人浮かない表情をしていたのがロバーツ監督だった。

 

 

「じつは前日の18日、右肩痛で負傷者リスト入りしていたギャビン・ストーン投手の今季が絶望的であることが判明したんです。ストーン投手は今季、25試合に先発登板してチームトップの11勝(5敗)。防御率も3.53と安定したピッチングで投手陣を支えていました。その彼が投げられないということで、ド軍の現在のローテーションで計算できるのは、元タイガースのジャック・フラハティ投手だけです。

 

 2番手に期待される山本由伸は復帰2試合ともいいピッチングを見せていますが、まだ70球以上投げていません。続くランドン・ナック投手、ウォーカー・ビューラー投手は投げてみないとわからない。レジェンドのクレイトン・カーショウ投手もPOに間に合うかどうかわからないので、今のままでは満足にローテーションが組めません。そこをどう補っていくか。ロバーツ監督にしてみれば、PO進出を決めたからといって、喜びに浸っている暇はないんです」(現地記者)

 

 大谷は大偉業を成し遂げたばかりだが、ドジャースの先行きを不安視する声は日本でも強い。Xでは、こんな悲観的な意見が投稿されている。

 

《関係ないけど、、 ドジャースこの投手陣でポストシーズンは ちょっと絶望じゃね、、》

 

《ドジャースは先発投手陣が壊滅状態で、ポストシーズン勝ち抜くのは厳しそうだけどなんとか頑張ってほしい。ことし山本由伸が入団したときは正直やり過ぎだと思ったけど、ドジャースにとって最後の希望になったね》

 

《問題はドジャースがポストシーズン勝ち抜けるかどうか… 投手陣…》

 

 こうした現状を誰よりも理解しているのがロバーツ監督だろう。だからこそ、ロバーツ監督は「50-50」を成し遂げた大谷にまですがる思いなのだろう。POで大谷が投手として登板する可能性について、13日、ロバーツ監督はこのように言及している。

 

「(POに)投げる可能性は低い。ただ全てに可能性はある。ゼロではない」

 

 先発は駒が足りない。中継ぎは不安定、抑えは固定できない。指揮官としては、短いイニングでもいいから“投手・大谷”に頼りたくなる気持ちは理解できる。しかし……。

 

「ロバーツ監督は2016年にド軍監督に就任し、すべてのシーズンでPO進出を果たしています。これだけの記録を残しているなら、当然名将と言われそうですが、現地での評価はそれほど高くない。なぜならワールドシリーズ制覇は2020年の一度だけで、現地では『短期決戦の戦い方が下手』と言われています。今年もPO止まりなら『解任』と言われるほどなんです。それを阻止するためにも、大谷を登板させるかもしれません」

 

 大谷のピッチングを思ったよりも早く見れるかもしれないとなれば、ファンとしては喜びたいところだが……。ド軍倒壊ばかりか、大谷に無理をさせて、またケガなんてことになったら目も当てられない。

( SmartFLASH )

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