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「やる気あるのか?」「役員も処分すべき」バドミントン協会、またも登録ミスで3選手国際大会出られず怒り爆発

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.10.02 15:05 最終更新日:2024.10.02 15:11

「やる気あるのか?」「役員も処分すべき」バドミントン協会、またも登録ミスで3選手国際大会出られず怒り爆発

エントリーミスで国際大会に出場できなくなってしまった斎藤駿選手(写真・共同通信)

 

 いったい何度同じミスを繰り返せば気が済むのだろう。日本バドミントン協会が、また“凡ミス”だ。

 

 バドミントン協会が、10月9日から13日まで豪州で開催されるベンディゴ国際への出場を希望していた男子シングルスの斎藤駿、同ダブルスの目崎駿太郎、藤沢佳史組(すべてトナミ運輸)のエントリーを行っていなかったことが9月30日に判明した。これにより3選手は同大会への出場が不可能になった。

 

 バドミントン協会のエントリーミスは、いまに始まったことではない。女子ダブルスの五十嵐有紗、桜本絢子組のデンマーク・オープンのエントリー漏れが9月13日に発表されたばかりだった。

 

 過去を遡れば、2022年8月にはジャパンオープンに出場予定だった混合ダブルスの緑川大輝、斎藤夏組をエントリーする際、夏の名前を当時同じ所属先の姉・栞を登録するという初歩的なミス。同ペアは、大会に出場できなかった。

 

 2023年7月のカナダ・オープンでは、大堀彩の入国手続きで協会側にミスがあり欠場するしかなかった。こうしたミスが、ここ何年も続いているのだ。

 

「協会の村井満会長は10月1日に再発防止策などを発表したが、はっきり言って遅すぎる。事を重く見ているのであれば、2023年7月の大堀の件でミスしたときに、もっと真剣に考え、対策を練るべきでした。村井会長はJリーグチェアマンとして辣腕を振るってきただけに、協会を刷新してくれるのではないかと大いに期待しましたが、まだまだ改革は進んでいないようです」(スポーツライター)

 

 

 Xには怒りのコメントが並ぶ。

 

《本当ですか!? 何回もありえない…》

 

《真面目に一生懸命練習している選手が可哀そうだ。 こんな担当者は、即担当部署から排除し処分すべきだ。 更に協会の役員も同様に処分すべきだ。 被害にあった選手の気持ちを考えると、怒りを覚える》

 

《やる気あるのか? 頑張ってる選手をちゃんとフォローしろよ 去年おこったことの改善は出来てたのか?》

 

 バドミントンファンが協会に失望したのはこの件だけではない。コーチ人事でも、不満が残る決定が行われている。

 

「10月1日、日本バドミントン協会が強化本部説明会見を開きましたが、ここで、約20年にわたって日本を指導し、バドミントン強国に成長させた朴柱奉(パク・ジュボン)ヘッドコーチを契約満了として契約を延長しなかったことが発表されました。

 

 朴氏はスパルタと理論をうまく使い分け、就任当初は“甘ちゃん”といわれた日本バドミントン界を素晴らしく変貌させました。また、コーチングだけでなく、選手を取り巻く環境などについても、ときにいいと思えば協会と本気で喧嘩し、進んで改革に着手していました。しかしながら、そうした姿勢が協会から煙たがられ、契約延長にならなかったのかもしれない。日本バトミントン界は大きな存在を失いました」(同前)

 

 偉大なヘッドコーチが日本を去り、問題点ばかりが露呈する昨今。日本のバドミントンが心配でならない。

( SmartFLASH )

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