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「流石に違和感半端ない」横浜DeNA日本一もリーグ3位の下剋上に疑問符…故・野村克也氏の遺言「CS廃止論」が再燃

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.11.04 19:41 最終更新日:2024.11.04 19:41

「流石に違和感半端ない」横浜DeNA日本一もリーグ3位の下剋上に疑問符…故・野村克也氏の遺言「CS廃止論」が再燃

優勝後、胴上げされる横浜DeNAの三浦大輔監督(写真・桑原靖)

 

 11月3日、ソフトバンクとの日本シリーズ第6戦を11-2で制し、26年ぶりの日本一に輝いたのは、横浜DeNAだった。セ・リーグ3位からの“下剋上”に日本中がわく中、ある“異論”が取りざたされている。

 

「俺はクライマックスシリーズ(CS)ってのが嫌いなんだよね。なぜやるのかわからない」

 

 

 生前、こう語っていたのは野村克也氏。本誌がかつて幾度となくインタビューした際、話は決まって「CS廃止論」へと流れていった。野村氏は当時、こう続けていた。

 

「NPBは(CSを行うのは)興行的なことからというだろうけど、じゃあ、130試合以上の長丁場で戦ってきて順位を決めたのはなぜなのか。3位ならCSへの出場権が得られるわけだけど、もし勝率5割を切ったチームが日本一になったらどう? このチームを日本一のチームと呼べる? 選手も胸張って日本一だって言える?

 

 とにかく、早めになくしてほしいね。これ、俺の球界への遺言だよ」

 

 2007年シーズンから導入されたCS。その理由は様々だが、大まかにいえば試合数を増やせば、それだけ興行面で潤う上、負けられない展開が見られるために導入されたといわれる。

 

 これまで勝率5割に満たない球団が進出したのは2009年のヤクルトに始まり2022年の阪神まで7球団を数えるが、幸いなことに、野村氏が危惧したように日本シリーズに進出した球団はない。しかし、いまのままなら勝率5割を切った球団が日本一になることはあり得る。

 

 今回の優勝に、横浜ファンは大いに喜んでいる様子だ。Xには、《えっ?マジで横浜優勝したんだ!すげー!下剋上大逆転だねー。あのホークスに勝つなんて!おめでとうー》などと祝福の声が聞かれる。優勝直後には、Xのトレンド1位を「横浜優勝」が飾るなどの盛り上がりを見せた。

 

 一方、野村氏同様、リーグ3位のチームの日本一に疑問を抱く野球ファンも多いようだ。Xには、こんな声が投稿されていた。

 

《クライマックスシリーズっていらなくないか? 半年?頑張って1位になって リーグ優勝したのに 日本シリーズに行けないのってやはりおかしい 何のために頑張ってやってきたのか 選手達も日本一になればリーグなんてどうでもいいと思ってるのかな》

 

《俺らは日本一や、横浜優勝や なんですが3位じゃん なんかかなり違和感あるよね》

 

 さらには、シーズンの勝率を問題視している野球ファンもいる。

 

 パ・リーグ覇者のソフトバンクは91勝49敗3分けと、貯金42で2位日ハムに13.5ゲーム差をつけていた。一方、セ3位の横浜は71勝69敗3分けと貯金は2しかない。

 

《レギュラーシーズン貯金2で日本一言われても、それは流石に違和感半端ないわ》

 

《えっ貯金2で日本一って めっちゃ利率いい銀行じゃない!? みんな横浜バンクに口座つくろうよ!!》

 

 とはいえ、優勝は優勝。今年の日本一がDeNAなのは間違いないが、納得がいかない野球ファンが多いことも事実だ。

( SmartFLASH )

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